【旅】春の伊勢参り(その4:最終回)伊勢土産とか月讀宮から五十鈴川、宇治山田
内宮でのお参りを終えて、おはらい町やおかげ横丁で何か食べて、お土産買って、とウロウロ。
中華そばとかとんかつとか気になったんですが、なんとなく食べそびれちゃいました。
お土産は、伊勢といえば、万金丹。
萬金丹は、江戸時代、旅の道中に常備する万能薬とされていましたが、主に胃腸の不調を改善するもので、その効能は、食欲不振、消化不良、胃弱、飲みすぎ、食べすぎ、胸やけ、胃もたれ、はきけ(胃のむかつき、二日酔い、悪酔、悪心)などとなっており、又、配合されている生薬には、下痢、腹痛にも効果があり、その用途は幅広いものでした。
ということなのですが、薬を買うのもなんなので、飴にしました。
あとはせんべいとかサブレとか。
可愛いのは、犬のおかげ参りをモチーフにしたおかげ犬。
犬のお蔭参りは、自分がいけないので代わりに犬に伊勢参りをさせたというお話。
これをモチーフにしたグッズがたくさんありました。
おはらい町を抜けて、五十鈴川沿いにある赤福の支店で食べたのが赤福ぜんざい。
これは、赤福本店にはなくて、五十鈴川支店か内宮前支店で楽しめます。
赤福は210円でしたが、ぜんざいは520円。
そして、別宮の月讀宮を目指します。
これが意外に遠い。
祀ってあるのは同じ月読尊です。
そして、こちらが違うのは、実は月讀宮だけではなく、他にも祀ってある宮があることです。
この4宮が並んでいるのです。
伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮にお祀りする伊弉諾尊、伊弉冉尊は、日本の国土及び山川草木をお生みになられた後、天照大御神をお生みになり、つづいて月読尊をお生みになられた二柱の御親神です。
つまり親子同時参りができるということですね。
内宮と合わせて、ぜひこちらもお参りしていただきたいと思います。
お参りの後は五十鈴川駅まで歩きまして、まあ、途中ポケモンGOしながらなのですけどね。
余裕があれば古市に行きたかったのですが、ちょっと足が限界。
五十鈴川駅前で地図を見ながら悩みます。
麻吉旅館とかいろいろ見たかった。
弥次さん喜多さん気分が味わえたかもしれません。
でもまた今度にします。
もう少しお土産を探して、隣の宇治山田駅へ。
こちらの駅舎も立派なのですが、駅前には特に何もありません。
駅の中のショップも思ったよりも小さくてがっかり。
まあいいやと、近鉄の急行で帰りました。
伊勢うどん食べなかったなあ。
ついでに、今回おかげ犬で調べた、この人の本が面白そうです。
ということで、伊勢参りを終えたのでした。(終わり)
【旅】春の伊勢参り(その3)内宮
いよいよ内宮です。
天照大神が祀られているわけです。
まずは宇治橋へ。
こちらも4年前のお正月とはだいぶ混み具合が違います。
これくらいならば、ご挨拶もしやすいというものです。
宇治橋は、全長101.8m、巾8.4mで、欄干の上に16個の
擬宝珠 を据えた純日本風反 り橋です。床板や欄干は檜 で作られていますが、橋脚の部分は水に強い欅 を使用します。
宇治橋の架け替えは遷宮に合わせてではなく、その4年前なんですって。
今の宇治橋は平成21年11月3日に渡始式が行われました。宇治橋の架け替えは遷宮の4年前。それは太平洋戦争後の混乱によって第59回式年遷宮が昭和28年(1953)に延期された際に、全国の崇敬者からせめて宇治橋だけでも架け替えようとの熱意によって、予定通り昭和24年に架け替えられ、以来、遷宮の4年前が恒例となっています。
なるほどねえ。
宇治橋を渡って、右に折れて手水舎へ。
この手前でトイレに行っておかないと、中に入るとありませんからね。
手水の元祖とも言えるのが五十鈴川の流れでのお清めですね。
本当に清められること間違いなしの美しい景色と流れ。
御手洗場の流れは清らかさの象徴。内宮参道の右手のゆるやかな斜面を下りていくと、元禄5年(1692)徳川綱吉の生母、
桂 昌院 が寄進したといわれる石畳を敷き詰めた御手洗場が見え、ここでは手水舎と同じようにお清めができます。
神楽殿の前を通って、正宮へ参りましょう。
写真はこの石段の下からしか撮ってはいけません。
右側に写真を撮っている親子がいますが、注意しておきました。
正面奥のカーテンの奥に神様がおわすのは外宮と一緒です。
さて、神社の屋根に天を刺すように交差している木の添え物がありますよね。
あれを千木(ちぎ)と言うのですが、これを見ると祀っている神様が男性か女性かがわかるんですが、ご存知でしょうか?
出雲大社を始めとした出雲諸社は、祭神が男神の社は千木を外削ぎ(先端を地面に対して垂直に削る)に、女神の社は内削ぎ(水平に削る)にしており、他の神社でもこれに倣うことが多い。
ところが伊勢神宮は一筋縄では行きません。
一方、伊勢神宮の場合、内宮の祭神天照坐皇大御神・外宮の祭神豊受大御神とともに主祭神が女神であるにもかかわらず、内宮では千木・鰹木が内削ぎ10本、外宮は外削ぎ9本である。
外宮も女神なのに内宮との対比ということもあるのでしょうか。
面白いですね。
さて内宮を一回りした後には別宮も参っておきましょう。
この別宮が有名になったのは、なんと神風です。
もともと「風神社」と呼ばれていました「社」が宮号をもつ「風日祈宮」となったのは、鎌倉時代の蒙古襲来の文永・弘安の役の際、ご神威によって猛風が起り、襲来した敵軍10万の兵を全滅させ、未曽有の国難をお救いになったご霊験に応えるべく
正應6年(1293)3月20日に宮になったそうです。
こうして内宮参りを終えて、宇治橋まで戻り、おはらい町を通ってお土産を物色することになります。
(続く)
【旅】春の伊勢参り(その2)猿田彦神社からおはらい町、おかげ横丁
伊勢参りはやはり外宮からということで外宮参りを終えた私は、バスに乗って内宮を目指します。
外宮から内宮へは路線バスもありますが、この時は中でも直通バスでした。
バス停は外宮の真ん前。
外宮から内宮まで行くと430円、今回は手前の猿田彦神社で降りたので300円。
もちろん乗り降りにはICカードのPASMOもSUICAも使えます。
地元では、manacaとかemicaというICカードが使われています。
地域のICカードって面白いですよね。
さて、猿田彦神社です。
天孫降臨を啓行(みちひらき)された猿田彦大神は、高千穂に瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を御案内した後、天宇受賣命(あめのうずめのみこと)と御一緒に本拠地である「伊勢の狭長田(さながた)五十鈴の川上」の地に戻り、この地を始め全国の開拓にあたられました。
ということで、その鼻の大きい姿から天狗の祖先とも言われ、伊勢神宮の土地を全国行脚してきた倭姫に譲ったという伊勢神宮に関わる国津神です。
猿田彦神社にお参りする前に、猿田彦神社の境内に入る右側の佐瑠女神社が気になりました。
こちらは、天宇受売尊ですから、天照大神が天の岩戸に隠れた時に踊ったという神様ですね。なので、芸能の神だそうです。
こちらをお参りして、続いて猿田彦神社へ。
伊勢内宮にお参りする際に、時間がある時はこの佇まいにも触れて欲しいですね。
そして、境内の奥にはご神田があります。
毎年5月5日には豊作を祈って早苗を植えるお祭り「御神田祭」が行われます。(三重県無形文化財指定)。 桃山時代の衣装をつけた植方が、のどかな田楽に合わせて早苗を植える様子は優雅な絵巻のよう。田植えの後は豊作豊漁を占う団扇角力神事や拝殿前の豊年踊で賑わいます。 初夏の訪れを告げる伊勢の風物詩です。
ということらしいです。
猿田彦神社を堪能したらば、ついにおはらい町へ。
伊勢神宮・内宮前で栄えるおはらい町。宇治橋から五十鈴川に沿って続くおよそ800mの美しい石畳の通りには、お伊勢さん特有の切妻・入母屋・妻入り様式の町並みが軒を連ねます。通りにはたくさんの土産物店・飲食店や商家が建ち並び、参拝後の町歩きがお楽しみ頂けます。また、神宮道場や祭主職舎などの歴史的建造物などもあり、お伊勢さんらしいレトロな雰囲気がたっぷり詰まっています。
ということで観光客がたくさんいるのですが、流石に平日ということもあり、比較的空いて居ます。年始の時はこんなもんじゃないですからね。
今回念願の赤福本店に行けました。
過去にも挑戦したのですが混んで居て全く入れませんでした。
ゴールデンウィークだと、この入り口近くのかまどの上にツバメの巣ができるそうです。
今回はスムーズに入れた上に一番奥の五十鈴川に近い席。
赤福とお茶で210円。やっぱり本店で食べると一段うまい気がします。
橋の上から赤福本店を見るとこんな感じ。
内宮門前町の一画にあり、江戸期から明治期にかけての伊勢路の代表的な建築物が移築・再現されたおかげ横丁。約4000坪の敷地内には、伊勢志摩ならではの食べ物屋やおみやげもの屋が建ち並ぶなど、楽しいスポットがいっぱいです。
こちらでお土産を買うのは内宮を参ってからにいたしましょう。
(続く)
【旅】春の伊勢参り(その1)外宮
2月28日に伊勢参りに行ってきました。
妻実家(鈴鹿市)に居たのですが、用事が思いの外早く片付いたので自分へのご褒美です。
お伊勢さんは20年くらい前に妻と初詣に行ったのと、2014年に大学の先輩たちと温泉旅行の時に行ったので、3回目。
特急だと40分くらいですが、急行でも50分強。
特急というのは特別急行で、車両が特別なのが特急で、普通車両で駅を飛ばすのが急行。
特急だとこういうやつにのります。
でも、今回は近いので特急料金900円がいらない急行にしました。
PASMOで乗り降りできますしね。
伊勢市駅で降りたのは、外宮に行くため。
駅を降りるといきなり鳥居です。
外宮までまっすぐ。
外宮は正式には豊受大神宮。
やっぱり神域は神聖な空間ですね。
真ん中の布(カーテンみたいになってます)の向こうに神様がいると思ってください。
カーテンの向こうに入るにはお申し込みが必要です。
別宮もお参りします。
それにしても杉が多い。
春の季節も清々しいのではありますが、花粉症には厳しい場所かもしれません。
残念だったのはせんぐう館がお休みだったこと。
さて、外宮の後には、別宮の月夜見宮へ。
外宮と月夜見宮の間は、神路通り(かみじどおり)と呼ばれて居て直線の道で結ばれて居ます。月夜見尊が外宮まで通った道と言われて居ます。
その両脇の家も由緒ありそうな家あり、なかなか見所がありました。
お参りの後は外宮に戻って、外宮の前から内宮行きのバスに乗ります。
(続く)
【記念日】今日は25回目の結婚記念日です
2月24日は我が家の結婚記念日です。
毎年、いろいろイベントをやってきたのですが、今年は妻が歯医者に行くので特に何もありません。
銀婚式ということなのに、そんなものです。
我が家の結婚記念日は、結婚式を挙げた日でして、入籍日は3月7日あたりだと思いますが覚えていません。
なんにしても、25年経ちました。
これも周りの皆さんのおかげと感謝しております。
これからも夫婦共々よろしくお願いいたします。