韓国初訪問その6:テジョンの街を歩く3:地下鉄と大阪ライクな中央市場
ソウルの地下鉄に乗った話を「その2」で書いたけど、テジョンの地下鉄は事情が違いました。
何が違うかというと、乗るときに買うチケットが違います。
自販機で、駅までの料金を選んでボタンを押し、お金を入れるんですが、……。
ちなみに、ソウルと違って日本語はありません。
(注記:探せばあるらしい)
テジョン駅から政府庁舎まで1200ウォン。
出てくるのは、こういうコイン状のもの(トークン(コイン型乗車券)と呼ぶらしい。(参考サイト)
これにICチップが入っていて、料金を記しているけど、値段は書いてない。
これを、改札から入るときは、ピッとかざします。
すると駅によって、色んな音がしますが、ここはトリの鳴き声でした。
で、出るときは、穴に入れるわけです。
回収されるので、ソウルのようにデポジット料金はありません。
形が似ているのは、イスタンブールのジェトンですが、こちらはICチップだし、何とも不思議な仕組みです。
トークンという呼び方は香港でもしますが、今は殆どオクトパスカードだし、まだコイン状というのは珍しいかも。
それにしても、なぜ、ソウルと違うのか?
国で統一されていないというのも不思議な感じ。
韓国のエスカレータは、右並びが基本。
このへんで、大阪っぽい感じがしてきます。
ハンバッ教育博物館を目指していたのですが、道に迷ったので、ついでに駅前の中央市場を見物します。
このアーケードが目印。
このアーケードの中の迷路のような市場には、肉、魚、乾物、朝鮮人参、のりなどなど、生活に必要な物はなんでも売ってます。
しかし、アーケードの手前の歩道にすでに野菜を売るおばちゃんたちの姿が溢れてます。
アーケードも一部工事中だったりするのですが、この感じ、どこかで見たような気がして来ました。
そう、大阪の商店街です。
おばちゃんのパーマの当て具合といい、声のでかさといい、生命力あふれた感じが実に大阪のおばちゃんたちに似ている。
東京の商店街とは違う、大阪のアーケード商店街のあの感じ。
アーケードを抜けて、テジョンの駅前方向を見る。
最先端と最前線の共存とでもいいましょうか。
そして、エネルギーに当てられて疲れたので、ロッテリアで休憩。
ロッテリアなう。カウンターで黙々とテーブル布巾を畳むおばちゃん。日本だと見えないところでやりますがね。
カウンターで客が入ってきても一言も声を発せず、黙々と付近をたたんでいるので、やってないのかと思いました。
「OPEN NOW?」と声をかけると、黙ってメニューを差し出します。
愛想の悪いロッテリアにカルチャーショック。
注文すると、こういう札を渡されます。
これは、いろんなファストフードで使われていて、頼んだものができると光って音がする奴。
日本だと高速道路のSAとかで見ますが、テジョンでもソウルでも街なかのファストフード全般でこれを使ってました。
こういうところはIT先進国ですな。
http://t.co/6M0VSBczdw ロッツバーガーセット5700ウォン
— フジタツヨシ (@fujita244) 2013, 5月 29
この愛想の悪さは、ロッテリアだけではなく、全般にどこのファストフードも、日本ほど愛想良くはないです。
スタバでも、カフェベネ(韓国のコーヒーとワッフルの店)でも同じようなもんです。
でも、きちんと対応はしてくれる。
サービスが悪いのではなく、必要以上に愛想を振りまかないということでしょうか。
五月蝿すぎるほどの日本の居酒屋やコンビニの掛け声に慣れた私達には無愛想に見えますが、きっちり仕事はする感じは、私は嫌いではないですね。
ただ、おばちゃんとおじちゃんの声はでかいです。
地下鉄の中でもうるさい事この上ない。
そこは覚悟した方がいいです。