【美術】SAギャラリーで「甲秀樹人形展REAL」を見てきた
日曜日、銀座松屋で古田織部展を見たあと、向かったのは外堀通り。
スパンアートギャラリーで開催中の甲英樹先生の人形展「REAL」を観に行った。
人形にリアルっていうのは、ややもすれば危ないタイトルだと思う。
でも、この人形展はまさに【リアル】。
こんな感じなのですもの。
これは、宣伝用のポストカードにも使った写真だけど、肌の質感といい、肋骨の華奢な感じと言い、実にリアル。
甲秀樹先生といえば、耽美で背徳感の高い絵画で著名な方なのですが、この人形展はそうした絵画に見られる少年愛的な部分だけではなく、青年や老人の人形もあって、そのシワやシミを盛り込んだリアルさをみると、人物を形作るという作業を通して、人間を慈しみたいという気持ちが伝わってくるものでした。
とにかく細部に至るまで、リアルなのです。
それほど広いギャラリーじゃないですし、ご本人もいらっしゃると思いますので、ざっと見て、感想を述べたりするのも良いかと思います。
会期は土曜日24日まで。