【情報】電気料金の請求書ってちゃんと見てます?
昨日、ある友人と話していて電気料金の話になったのだけど、意外に請求書をよく見てないよねということになり、ビックリ。
特に、再エネ賦課金なんて、全く気にしたことがないと言われました。
これが、我が家の1月の請求書。
個人宅なのに契約が60Aという異常な家なのだけど、これはビルの最上階という特殊な環境でビルの契約なので大家さんのお願いしたけど変更できなかった。
エアコンを使わないので(暖房はガスファンヒーター)だいたい毎月、これくらいの金額。
この中で知っていただきたいのは、実は、この部分。
下の二つのことなのです。
燃料費調整額と再エネ発電賦課金。
東電のサイトによれば、
火力燃料(原油・LNG〔液化天然ガス〕・石炭)の価格変動を電気料金に迅速に反映させるため、その変動に応じて、毎月自動的に電気料金を調整する制度です。
今月はマイナスになってますね。
・原油・LNG・石炭それぞれの3か月間の貿易統計価格にもとづき、毎月平均燃料価格を算定します。
・算定された平均燃料価格(実績)と、基準燃料価格との比較による差分にもとづき、燃料費調整単価を算定し、電気料金に反映します。
今は天然ガスが値下がりしているので、マイナスに調整しているということです。
これは知っている人もいるかもしれませんが、もう一つの再エネ賦課金はどうでしょう?
再生可能エネルギーの買取りに要する費用は、全国一律の単価により、電気のご使用量に応じた賦課金※(再生可能エネルギー発電促進賦課金)として、電気をお使いになるお客さまにご負担いただいております。なお、エネルギー多消費事業者の方については、再生可能エネルギー発電促進賦課金の減免制度がございます。
太陽光発電などの再生エネルギーは、固定価格買い取り制度という国が買い取る制度で保障されています。
これが太陽光発電建設バブルを生んだのですが、買い取り価格そのものが値下がりしたり、制度の改正があって、少し注目のされ方が変わってきているのが現状です。
そして、その買い取り費用は、実は電気料金に反映されている(つまり電力会社の負担ではない)ということなのです。
再生エネルギー買い取り制度については資源エネルギー庁のサイトを見てください。
再生エネルギーが広まって行くことは素晴らしいことなのですが、その裏で我々が普通に負担しているという事実については、あまり知られてないのではないでしょうか?
こういうことって、公表されているけど、ニュースで教えてくれない事実だったりします。池上さんの番組ではやりそうですけどね。
詳しいことは、こうした情報サイトの解説を読んで見てはいかがでしょうか?
この金額が年々上がっていることにも注目したい。
これは再エネの買い取り量が増えていることを反映していて、喜ばしいことではあるけど、家計的には困ったことでもあります。
じゃ、再エネを止めれば良いのかということにはならないわけで、原発の再稼働を阻止したいならば、それに変わる発電システムを応援しないとね、ということです。
でも、知られてないのはまずいよね、ということでした。