新宿三光町日乗

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【元気です!北海道】月形町樺戸集治監は、北海道の監獄の総本山だった(ゴールデンカムイスタンプラリーその2)

旭川で鶴見中尉をゲットした我々は、続いて月形町に向かった。

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北海道の地名の由来は大きく3つに分かれるという。

1つはアイヌ語の地名に漢字を当てたもの。札幌などがそうだ。

2つ目は、入植者が自分たちの出身地にちなんだもの。北広島などがある。

そして3つ目が、人名である。

この月形町は、このパターン。

初代の樺戸集治監典獄、月形潔の名をつけた。

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この北海道の監獄の元締めとなる樺戸集治監の典獄は地域の長でもあったためだろう。それを裏付けるように、本庁舎は、月形町役場だった時代があるそうだ。

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本庁舎は明治14年に建てられました。
明治19年に一度焼失しましたが、すぐに建て替えられ、現存する建物は大正8年に樺戸監獄が廃監となるまで事務所として実際に使用されていました。その後昭和47年まで役場庁舎として使用され、翌年の昭和48年から北海道行刑資料館として一般公開されています。

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そして、ゴールデンカムイの中で月形町と言えば、この人。

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永倉新八である。

漫画でも史実に忠実な所があるとリアリティが増して興味深くなるものだが、永倉新八が樺戸集治監で看守に剣術を教えていたのは事実だった。

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本来なら撮影禁止の施設だが、ゴールデンカムイスタンプラリーの期間は一部写真を撮れる場所があった。

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ジオラマと典獄室とパネルがある入り口である。

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典獄室は調度も華やかかと思いきや質実剛健

野田サトル氏は実に忠実にこの部屋を作中に再現している。

樺戸集治監の監獄の再現スペースには、作中でもキーになる一斉解放の展示など、色々と驚くような展示物がある。

さらに、裏の建物の博物館にも足を運んでほしい。
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博物館の中には、なぜ、明治政府は北海道に監獄を作ったのか(苦役本分論)とか、そこには薩摩藩出身者が大きく関係している(ゴールデンカムイでも鶴見中尉が薩摩出身を重用するけど)とか、脱獄王白石のモデルとなる五寸釘の寅吉(西川寅吉)や、贋札犯・熊岸長庵のモデル熊坂長庵に関する展示もあるので、ゴールデンカムイ ファンだけではなく、北海道の歴史を知るためにも、博物館の方も是非見に行って欲しい。

北海道で刑務所と言えば網走監獄が一番有名だけど、監獄の地位で言えば、明治14年に最初にできた、この樺戸集治監が一番上だったんだから。

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当然作者は取材に来てるんですが、各地にあるサインを見ていると絵にいろいろあって面白かった。これはまだ早い時期なので若干固まってない感じがするんですよね。

次は、札幌に向かいます。

(続く)

 

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