【大人の遠足】勝手にワインツーリズム:その3:マルキワイナリー
釈迦堂というのは、中央自動車道のPAがあり、その向こうには縄文時代の遺跡(釈迦堂遺跡)があるところで、この辺りでは坂の頂点になります。
バス停は、フジッコワイナリーの前にあり、タクシーもフジッコワイナリーの駐車場に止まったのですが、中は見ずに、坂を降ります。
お目当ては、こちら。マルキワイナリーになります。
毎年訪れているワイナリーの一つではありますが、特に今年は、130年記念ということでイベント開催中だったからです。
試飲も大盤振る舞い。試飲と言えば、ワインツーリズムでは首から下げたワイングラス入れにマイグラスを入れて歩くのが、いつもの姿なのですが、公式には配られず、私たちは以前参加した際にもらったグラス入れにグラスを入れて歩いていました。T先輩は、そこにこれまで回ったワイナリーの缶バッジをずっとつけているので、満艦飾になっているのですが、事情を知らない人から「それなんですか」と聞かれていたそうです。
ワインツーリズムでは、やはり、あのミニバッジを配って欲しいなあ。
こちらでは、これを試飲でいただきました。
さわやかでありながら奥深い味がする赤でした。
普段は試飲できるようなレベルのワインでは無いようで、特別に味わえたのはラッキーでした。
そこに合わせるおつまみも売っていまして、こんなプレートが1000円。
手前にあるお正月のお節に入ってそうな、ごぼうと花豆が、赤ワインに合うのが不思議なマリアージュでした。
マルキさんで買ったベリーAも開けつつ、先ほど原茂さんで買ったブラッククイーンとかマルサンで買った白とか飲みつつ、T先輩お手製の燻製セット(美味しすぎて写真撮るの忘れました)を食べつつ、ドピーカンの中でのワイナリー飲みを楽しみました。
外に出たらば、ちょうど無料の工場見学が始まったので、参加。
色々見せていただき、説明を聞いたのですが、酔っ払ってたのであまり覚えてないです。
その中で驚いたのは、ステンレスタンクが全部、このLetina製なのですが、これクロアチアの会社なのだそうです。
ワイン醸造の世界では有名な会社で、シェアも高いそうなんですが、クロアチアというのがなんとも感慨深い。日本での取り扱い会社がありました。
http://mothervines.com/product/equipment/pdf/005/Letina_tanku.pdf
タンクの中を洗浄する時は、このハンドルを回して穴から中に入るのだとか。
入れない体型になったらば引退だな。
発酵時に出る有毒ガスの話とか、最先端のワイン醸造の話を色々伺って、外に出ると、ほのぼのした姿に出逢います。
マルキワイナリーといえば有名なのが、羊社員さん。この時期はお休みモードです。
羊社員さんには、減農薬、不耕起栽培への貢献という立派な役目があるのですが、何より、羊が食べて問題がない草が生えている畑で作った葡萄だということですよ。
ただ可愛いだけではないのですね。
さらに、旅は続きます。
【大人の遠足】勝手にワインツーリズム:その2:勝沼ぶどう郷駅から勝沼宿へ
勝手にワインツーリズムを開催している私たちですが、集合はいつもの様にこの駅に10時。
今年は、第2週末ということもあり、紅葉もだいぶ進んでいます。遠くに見える南アルプスも雪景色。
写っているのは知らない人ですが、マスクしてて顔分からないからいいか。
ここから、あらかじめ購入してあったチケットを使って、アプリでAIタクシーを呼んで、という段取りを取ろうと思ったらば、リーダーのT先輩のスマホでアプリにアクセスしても、チケットがない状態に。現地にいた関係者の方に聞いてみると、どうも、グループで最初にアクセスした人のスマホが優先状態になってしまうらしい。
メンバー最年少のM君がアクセスしてしまった様で、それからは、彼がAIタクシー係に決まりました。
それにしても、わかりにくいUIで、しかもグループに一つのIDが当たられているのだから、そのIDからならば誰もがアクセスできてもいいのに、なんだか面倒くさいぞ。
アプリから読んだタクシーは番号がフィードバックされるので、番号を見て近寄り、こちらの予約番号を見せるというプロトコルでした。
来たのは、観光用のワゴンタクシーというやつですね。3列で7名乗車のやつです(運転席と助手席を合わせて9席というやつ)
5名グループなので、毎回貸切状態で、相乗りはありませんでした。
勝沼ぶどう郷駅から勝沼宿まで指定して、バス停で降ろされて、ワイナリーを目指します。タクシーなんだから、ワイナリーまで行ってくれればいいのにとぼやいていると、その途中で、車は交通留めになっていて、近所の小学校でマラソン大会をやっていました。
子供たちが街中を走っていて、父兄の皆さんが応援しています。私たちもしばし応援。
その先にある、原茂ワイナリーに伺います。
こちらも毎年訪れるワイナリーで、今年は、このブラッククイーンが美味しかったです。
もちろん、山梨県は独自のコロナ対策をやってまして、認証施設を打ち出した最初の県です。
LINEと連携したコロナお知らせシステムも独自の取り組み。
ワイナリーだけではなく、飲食店なども訪問すると代表者が名前と連絡先を書く仕組みで、何かあると連絡が来ることになっています。万全の対策で臨んでいるわけですね。
そんな原茂ワインさんでスタートした勝手にワインツーリズムですが、まずはT先輩がこちらで1本購入。
続いて訪れたのは、マルサン葡萄酒こと若尾葡萄店です。
毎年楽しみにしているアジロン。今年は、例年より薄い感じがしたのだけど、葡萄の出来ですかね。
マルサンワイン|マルサン葡萄酒|販売店の通販|鴨宮かのや酒店
今年は、この醸し甲州がうまかったなあ。
このブドウでどんなスタイルのワインを作るか」そんな事を考えながら僕達は毎日畑で、醸造場で、仕事をしています。そのヒントは果皮にありました。そして、味わい、旨味、香りを引き出す手段として「醸し発酵」を選択しました。甲州ブドウを果皮ごと噛み締めた時の「甲州らしさ」そのイメージを感じてもらえたら嬉しいです。
例年ならば移動ピザ屋さんとか、色々お店もあるのですが、今年は、店頭での対応だけでした。
こちらでも1本仕入れて、次のワイナリーへ。
いつもならば歩くところですが、今年は、AIタクシーを活用。でも、マルサンの前からではなく、先程の勝沼宿まで戻って、そこでタクシーを待ちます。
来たのは、先ほどと同じタクシーでした!
これで、坂道の頂点にある釈迦堂まで行きます。
続く
【大人の遠足】勝手にワインツーリズム:その1:複雑だった今年のワインツーリズムとシンゲンランド
ここ数年、毎年この時期になると、ワインを飲みに山梨に行っているわけです。
去年はこんな感じで、中止になった中を行ってきました。
一昨年はこちらから。
2018年
遡って、最初に参加したのは2014年でした。
ということで、8回目のワインツーリズムなのですが、今年は、去年中止になったことを踏まえて、分散型の開催になり、また、同時期に山梨県が進める「シンゲンランド」との兼ね合いもあって、なかなか複雑な感じになっていました。
今回は、甲州市勝沼のワイナリーを中心としたエリアを対象に11/6、7、13、14、20、21、27、28の期間の開催となります。
また新たな移動手段として「AI乗合タクシー」を導入します。これまでのエリア内を巡るバスを利用する方式から、参加者の皆さんがスマホを使ってタクシーを呼び出す方式が利用可能となります。参加お申し込み方法は、「ワインツーリズムのみ」、「AI乗合タクシーのみ」、「ワインツーリズム+AI乗合タクシー」の3つのプランからお選びいただけます。
3週の週末に開催し、1開催300人限定。
そして移動手段は、ワインツーリズムだと、朝夕に専用バスで中心部まで往復ができる。
また、ワインツーリズムに申し込まなくても、各ワイナリーを巡るのは自由で、その場合、足としてAIタクシーを使うことができる。
AI乗合タクシーを利用するには、 「Japan Travel Guide+Connect」から
「SHINGEN PASS+ワイナリー」の購入が必要になります
また、両方を選ぶこともできる。
さらにわかりにくいのが申し込んだ場合の料金で、ワインツーリズムに申し込むならば、4400円。
AIタクシーを利用するためにSHINGENPASS+ワイナリーに申し込むと、大人一人だと7000円、グループだと割引が効いて、2〜3名だと6000円/名、4人以上だと一人5500円。
これは、AIタクシーに乗る曜日はどちらか指定で、SHINGENPASS は土日2日間有効。
今回、私たちは、リーダーのT先輩が、グループ申し込みでSHINGENPASS+ワイナリーを申し込んでくださったのですが、当日、これがまた混乱の元になります。
その前に、シンゲンランドについても説明が必要ですね。
2000円で指定された区間を走るバスが乗り放題というのがPASS で、これは、やまなし観光MaaS実証事業の一部なのだそうです。
実証事業では、通常は走行していない、観光地をダイレクトにつなぐ本事業専用バスを、また、ワイナリーエリアではAI乗合タクシーを運行するなど、様々な交通サービスを提供します。
これらは一日乗り降り自由の専用パス(シンゲンパス等)により利用が可能となります。
【シンゲンランド】というのは、この実証事業の開催エリアの呼称で、まあ、山梨といえば、信玄ということでしょうね。
甲府市及び峡東3市(山梨市、笛吹市、甲州市)で、今ここでしか味わえない旬の魅力(観光コンテンツ、イベント等)をいっぱいに詰め込んでテーマパーク化したものです。その呼称です。
どうも、このMaaS実証事業が先にあって、そこにワインツーリズムが組み込まれた様で、実に馴染んでいない実証実験でした。
第一、乗合タクシーがAIだというのがわからない。別に無人タクシーなわけでもないし、自動運転機能なわけでもない、普通の観光タクシーがアプリで呼ぶときてくれるだけです。
乗合を売りにしているのですが、私たちは5人でのグループ移動なので、ワゴンタクシーでも1グループで満員ですがな。乗り合いにはなりませんよね。
しかも、タクシーの乗車場所、降車場所はあらかじめ決められた地点だけで、ワイナリーまで行くわけでもありません。
AIというからには、巡回サラリーマン問題でも解いて、最適解の道を選ぶとかあるのかと期待したのですが、普通に大きな道を走るだけでした。
この会社のサービスを利用した様ですね。
SAVSとは、タクシー(デマンド交通)と路線バス(乗合交通)の長所を掛け合わせた、AIによるリアルタイムな便乗配車計算を行うサービスです。クラウド上のAIプラットフォームがスマートデバイスと通信し、刻々と変化する車両と人・物の移動状況において、全ての空間移動と希望時間を同時に満たす車両の走行ルートを瞬時に決定します。
今回はそこまで複雑なことをやっている様には見えませんでしたが、使い様によっては色々できるのかも知れませんね。
実証実験という名前で予算がつけられたのでしょうけど、アプリとAIでDXな気分を醸し出していますが、やっていることは、もっと簡単で低予算でできそうなことじゃないかなあ。
観光タクシーの配車だけならば、既存のタクシーアプリでもできるでしょうし、今回のような配車拠点を決めて動かすならば、勝沼駅と広い駐車場を持つワイナリー2箇所くらいにタクシープールを設けて、呼び出しに応じる仕組みでもカバーできそうです。
乗り降り自由のシンゲンパス利用のバスに至っては、実に閑散としていましたし、その走行ルートが観光拠点を巡るというには大雑把なんですよね。拠点間を結んではいるんですが、もう少し細かくバス停が欲しいかなあ。
これまでのワインツーリズムは、現場の声を生かしたきめ細かいサービスと、ワイナリーの開発が素晴らしかったわけで、巡回バスのバス停にしても、回る側の気持ちにあったバス停になっていたと思います。
ところがシンゲンランドにしてもAIタクシーにしても、そうした、現場からの積み上げで作られたサービスではなく、お役所のポンチ絵と企画書が優先された大雑把な枠組みを現場に落とし込む作業がうまくできいなかった様に思われます。実証実験として成功したのかどうかをきちんと検証してもらいたいと思いますが、多分「一定の成果はあった」という自画自賛で終わるのでしょうね。
対費用効果とか、利用者の声がきちんと分析され、今後に生かされることを望みます。
新宿5丁目から見える西口の高層ビルは野村ビルだった
我が家の前の道は、東京医大通りと言うのですが、この道から花園神社の境内に生える巨木の向こうに、高層ビルが見えるのです。
これが、iPhone SE2で6倍ズームの画像。
人間の目だともっとはっきり、ビルが見えます。
距離感が分かりにくいですが、直線距離で1.5キロくらい。
前から、このビルはどこだろうと不思議に思っていたんです。
昨日、思い立って調べてみました。
まずは、花園神社から6倍ズームで見てみました。
中央に屋上に窓掃除用のクレーンが乗っている同じ建物が写っていますね。
これがどこか。今度は靖国通りに出てみます。
歌舞伎町の入り口にあるドンキホーテの前から新宿西口方面を見てみました。
大ガードの向こうに見えるのは、どうも、お目当てのビルのようです。
拡大してみましょう。
ユニカビルの右に見えるビル、さらにその右に見えるビルの屋上にあるのは、やはり掃除用のクレーンのようです。
つまり、このビルが、新宿5丁目から見えているビルのようです。
そして、大ガードを潜って西口へ。
結論から言うと、左が損保ジャパン、右は野村ビルでした。
花園神社の向こうに、道路沿いの高い建物を避けて、うまく大ガードと靖国通り上を抜ける形で、西口のビルが見えていたと言うことのようです。
結構遠くまで見えるものだなと、感激しました。
現場からは以上です。
【記録】ワクチン接種2回目に行ってきた
前回のワクチン接種の記録がこちら
ここから3週間。予約通りに2回目を接種してきました。
しかし、1回目に比べて、副反応もさほどなく。
あまりの拍子抜け具合に、自らの老化を疑う始末。
昨日二回目のワクチンを打ったのですが、肩の腫れと硬さ、痛みはあるものの一回目ほどではなく、頭痛もない。歳なの?
人間というのは困ったものです。
副反応が出たら嫌だけど、出ないと老化してるみたいで嫌だというワガママ
そういうところが、年寄りになったということなのかもしれませんけどね。
2回目の方がひどかったという方もいれば、2回目の方が軽かったという方もいて、本当に、わからないことばかりだなと改めて思う次第です。
中には、1週間経ってから蕁麻疹が出たという方もいるので、今後も気をつけて見守っていきたいと思います。
現場からは以上です。