木曜の午後という時間なのに、催事場は女性でいっぱいだ。
しかし、一緒に行った妻に言わせれば「空いてる」のだそうだ。
初日の昨日はこんなものじゃなかったらしい。
どんなものだったのだろう。
とにかく、一通りみて歩く。
伊勢丹のサロンデュショコラの凄さは、海外ブランドのショコラティエが大集合しているところだ。
その辺にいる外人の兄ちゃんやおっさんが悉く有名ショコラティエなのだ。だから、好きな人にはたまらないらしく、写真をねだっている人も多い。
知らない人からみれば冴えないおっさんもいれば、美形の兄ちゃんもいる。でも、殆どは太ったフランス人だ。
その人たちが崇めたて祀られている異形の世界がサロンデュショコラだとも言える。
試食し放題なので、一回りした結果、買ったのは、アンリルルーのクイニーアマンだった。キャラメリゼされている表面が硬く、焼きたてじゃないと食べ辛そうだが、味は絶品だった。
それでも、きっと現地では屋台のような店で、この十分の一位の値段で、もっと美味いのが売ってるんだろうなと思ってしまう私には一度十分な体験だった。