新宿三光町日乗

見かけたもの、出かけた場所、食べた料理などを写真中心に

【旅行】神話ゆかりの神社たち編:鳥取とか島根とかその辺りに行って来ました(その3)

足立美術館を出たあとは、松江市に入り神社巡り。

 

最初は、現存する最古の大社造りで知られる神魂神社(かもすじんじゃ)

http://instagram.com/p/gwfZbYDMbI/

 

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細い道をうねうねと行くと、行き止まりのようにあらわれる神社入り口。

鳥居をくぐり、左の方に石段を登ります。

登り切ってあらわれるのが、この正殿

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イザナミを主祭神とする古社。社伝によると出雲国造家の始祖、アメノホヒが最初に降り立った地とされています。本殿は大社造りとしては現存最古で、国宝に指定されています。

 

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神々しさがありますね。

こちらは、マニアが集う神社という感じで、それほど人も多くなかったんですが、続いて訪れたすぐ近くにある八重垣神社

スサノオとイナダヒメのご夫婦が主祭神。縁結びで有名な「鏡の池」での縁占いで知られています。和紙に硬貨を乗せて池に浮かべ、それが沈むまでの距離と時間で、待ち人がどこにいて、いつ現れるか占えます。

 ということで、縁を得たい女子が殺到してました。

小さなオヤシロなので、近くの空き地を無料の駐車場にしているのですが、この駐車場に入るのに大渋滞。見たところ、レンタカーで訪れる女子二人ないしは3人というグループか、年頃の娘を連れたお母さんとの二人連れ、また、年頃の息子と一緒のお母さんという二人連れも居ました。

とにかく、裏の鏡の池が満員。

この池に和紙を浮かべるので、人だかっています。

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正殿は、趣深いです。

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八雲立つ 出雲八重垣 妻込みに 八重垣造る その八重垣を」との御歌の八重垣をとって八重垣の宮

 というわけで、スサノオと稲田姫といえば、日本初の恋愛カップルといってもよいわけで、ヤマタノオロチから難を逃れるための八重垣を作ったのが、この森なわけです。(八重垣神社

そして、池は鏡の池といって、稲田姫が姿を移し、水を飲んだと言われる池です。

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また境内には椿の木が多く、その中でも三本ほど夫婦椿と呼んでいる木は、地面から二本の木が出て地上で一本になっているので、一身同体、愛の象徴として神聖視されている。

 ということで、恋愛成就を願う人のために行って来ましたが、女子パワーに押されて、あまりお願いまでは出来ませんでした。

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このあとは、松江に移動したのですが、松江に話はあとで纏めて書くとして、その後に夕暮れが迫る中で行ったのが、揖夜神社

揖夜神社は黄泉(よみ)の国、すなわち死の国の世界に縁の深いイザナミを祭る神社です。8月28日に行われる「穂掛祭」は、イザナミと別れたイザナキが逢瀬を楽しむ祭とされています。

 

 出雲国風土記にも登場する歴史ある神社。

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大社造りで、やはり厳かな神社でした。

揖夜神社 - Wikipedia によれば

揖夜神社(いやじんじゃ)は島根県松江市東出雲町揖屋に鎮座する神社である。意宇六社の一つ。旧社格は郷社、後に県社となる。記紀神話に登場する黄泉比良坂の比定地の近くにある。

 

とあるので、日が暮れる前に黄泉比良坂へ。

死者の国である「黄泉の国」や、スサノオが住む「根の国」から現世の世界へ通じる出口とされています。

 さすがに写真を撮る気にならなかったので、看板を撮ってきました。

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 ひんやりとした空気がなんともいえず、黄泉の世界を思わせる場所でした。

こんな感じで結界になっていて、奥の岩が黄泉との境の岩ですね。

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観光サイトより転載)

 

 他にも須佐神社など行きたかった神社もあるのですが、どの神社も山の中で時間が足りませんでした。

出雲地域は、ネットで調べるとドライブマップサイトが色々ある(これとか、これとか)ので、最短ルートを探して回るのもいいかもしれません。

事前に調べる本としては、我が家では、この本が役に立ちました。

出雲古事記のふるさとを旅する―イザナキ・イザナミ、スサノオ、オオクニヌシに会いに (別冊太陽 太陽の地図帖 11)

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滝音能之

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こんなのもあるようですし

るるぶ古事記1300年 古代ロマンの旅 (目的シリーズ) るるぶ古事記1300年 古代ロマンの旅 (目的シリーズ)
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出雲大社だけではなく、周辺の関連神社を巡ってみるのもおすすめします。