いよいよ旅は本題に入りました。
出雲大社へは米子からだと1時間半ほど。
8時にホテルを出て国道9号を西へ。
カーナビの行き先を出雲大社にセットして走りだすわけです。
でも、これが大きな間違いでした。
出雲大社に行くには、まず車をどこに止めるかを考えて場所設定をした方がいいです。
出雲大社といっても広いうえ、駐車場は周辺に点在しています。
こういう親切なブログが有ったり、ネット上にも情報はあります。
また、こういう時に便利なグーグル様。
より大きな地図で 出雲大社周辺駐車場マップ を表示
こういうのを見てから行けばよかったのに、ノープランで行って、しかも曲がるところを間違えて渋滞に突っ込んだのは私です。
結局、出雲大社神楽殿の横にある大駐車場は9時過ぎにはすでに満杯で、係の人が別の駐車場に行くように雨の中、一台一台に呼びかけていました。
私たちの車にも来て「臨時駐車場に行ってください」と地図をくれました。
仰せの通り、古代出雲歴史博物館のさらに東側になる「みせん広場」の臨時駐車場に向かいます。
北側が通常の駐車場ですが、私たちが止めたのは南側の広場。
ここはただの広場で、臨時で車を止めていました。
これで30分以上時間をロスした上予報通り、雨がポツポツと降り出してきました。ここで傘を準備するなりすればよかったのですが、「上がるはず」と信じこんで、歩き出します。
実は、10時から「縁結大祭」という一大イベントが開催されるので、参道は大渋滞。
祭典では、大国主大神をはじめ全国より集われた八百万の神々に対し、世の人々の更なる幸縁結びを祈る祝詞が声高らかに奏上されます。
参列するためには、出雲大社への事前申込が必要です。
ものすごい列なので、少しすくまで待とうということで隣の古代出雲歴史博物館に入ります。
常設展示だけならば600円ですし、近隣のコンビニに割引券もあります。
これが値段以上に印象深い展示で、出雲大社をお参りする前にぜひ見るべき場所だと思います。
まず入るといきなりあらわれるのが、中央ロビー展示「出雲大社境内遺跡出土の宇豆柱」
平成12年から13年にかけて、出雲大社境内遺跡からスギの大木3本を1組にし、直径が約3mにもなる巨大な柱が3カ所で発見されました。これは、そのうちの棟をささえる柱すなわち棟持柱(むなもちばしら)で、古くから宇豆柱(うづばしら)と呼ばれてきたものです。境内地下を流れる豊富な地下水のおかげで奇跡的に当時の姿をとどめて出土しました。
その他にも出雲大社の模型(学説別に複数の模型があるのも面白い)や、出雲風土記の世界、青銅器がそれまで日本全体で出土した以上の数が一度に出土した荒神谷遺跡があったり、神話ではなく実際に出雲がどういう場所だったのかが紹介されています。
施設としてもキレイですし、周囲の景観にも色んな意味が隠されているので、展示だけではなく周辺も見て歩くと良いと思います。
(こちらのサイトも参照)
さて、ここで時間を潰すはずが、見終わって出てくると雨がひどくなっています。
ここで取り乱さないのが我が家の旅。
朝ごはんがまだだったので、とりあえず向かいの蕎麦屋「やしろや」に入ることにしました。
雨に濡れて寒かったので、割子ではなく釜揚げ蕎麦とやまかけそばに。
これが温まりました。神門通りから離れていますが、日曜日も営業しているし、朝の蕎麦にはいいかもしれません。
以前雨は止む気配がないので、お店の人に傘を借りて、駐車場近くのコンビニで傘を買うことにしました。
コンビニは傘を買う人で溢れており、なんとか2本確保。
やしろやさん、快く傘を貸してくださってありがとうございました。
なんだかんだとありながらも、ようやく出雲大社へ。
中に入ってからについては、続く。