北海道でラーメンといえば、味噌か醤油か塩か。
味噌といえば、札幌、醤油は旭川、塩は函館。
なんてことを言いますが、最近、胆振管内ではカレーラーメンが熱いのです。
によれば、1965年に苫小牧の味の大王で生まれたとある。
味の秘訣はカレーペーストで、それをスープに溶かすもの。
セブンイレブンで期間限定でレンジアップ麺が販売されたのを覚えている。
ところが、今やカレーラーメンといえば室蘭。
室蘭カレーラーメンの会の活動が盛ん。
室蘭カレーラーメンの会 » 北海道ラーメン第4の味を目指して・・・
モー娘。のなっちのおかげでもあるらしい。
その中心になるのは、室蘭の味の大王。
ところが、ウィキペディアによれば、苫小牧と室蘭の味の大王に資本関係はないらしい。
北海道におけるカレーラーメンの発祥店は、苫小牧市に本拠を構える「味の大王 総本店」である[1] 。また、店舗によってメニューは異なるがカレーラーメンはどの店でも味わえる。現在、総本店が運営するチェーン店と「味の大王 室蘭本店」を派生とするチェーン店(以下、「室蘭系列」と表記する)がある。両者の区別は店名(「味の」「大王」の間)に○の中に王の印が入ると総本店の系列である。ちなみに、両者の資本的つながりはない。室蘭本店の創業者小柳弘を派生とする室蘭系列は、岩見沢駅前で食した「味の大王」のラーメンがきっかけで弟子入りし修行した経緯が始まりである[2]。現在は、弟の小柳富資(ゆたか)に経営を譲り、美唄店の店主を務める。
苫小牧らしいと思うのは、まとまった活動がなかったり、先行しているのにひっくり返されたりするところ。
室蘭は観光の話題を作って街をなとかしようという気持ちがあるのは、それだけ追い込まれているからでもあって、苫小牧は結局街が栄えているからなんだろうなあ。
で、食べてきました。
こちらが、室蘭の味の大王なかじま店。
カレーラーメン820円
そして、苫小牧で食べたのが、こちら。
やはり、味噌カレーラーメン
これは、苫小牧の名店・味の満龍系列のラミタで食べたカレーラーメン。
この満龍系はベースのラーメン(味噌、醤油、塩)にS&Bのカレー粉をいれたもの。
まさに賄いから生まれた味。そして、私にとっては中学高校の頃の思い出の味。
カレーペーストをスープで伸ばしたものに比べるとあっさりしていて、カレー粉っぽい味。
残念なのは、本店が閉めてしまったこと。
記事を引用してみます。
味噌カレーラーメンは、今から30年以上前、
従業員が「カレー粉をラーメンに入れて食べると美味しい」
と言う話を、現社長の母親にした事に始まり、
お客さんにも勧めるうち評判になり
メニューに加える事になったのだとか。
記事中に店の内装の写真があるけど、本当に懐かしい。
苫小牧に帰ると必ず食べに行ってしまう味です。
私にとっては、これがカレーラーメン。
味の大王はどうでもいいことだったりして。