月形町の樺戸博物館を出発した一行は、札幌に向かいます。
札幌では複数のチェックポイントがありますが、まずは北海道開拓の村で、このかたをゲット。
ゴールデンカムイ では、箱館戦争で死んでおらず、兄を殺された犬童典獄によって復讐のために30年以上樺戸集治監に政治犯として留置されており、犬童の網走監獄への転勤に伴って網走監獄へ移動、そこでのっぺらぼうの金塊奪取計画に参加する、という設定で物語の中心人物の一人。
この爺さんが永倉新八共々強いのなんの。
それはさておき、この開拓の村は、
明治から昭和初期にかけて建築された北海道各地の建造物を54.2haの敷地に移築復元・再現した野外博物館です。
ということで建物がたくさんあります。愛知県の明治村、東京の江戸東京たてもの園のような施設ですが、とにかく敷地が広いので見学の際には時間をたっぷりとりたいものです。
しかし、我々はミッションがあるので、そんなにゆっくりもしてられません。
ここには52棟の建物が建っていますが、そのうちゴールデンカムイ に出てくる建物のモデルになっているのは22棟。作中の時代を映した建築物はなかなか現存していないので、ここの建物をいろんな場面で活用してリアルなシーンを生み出しているわけです。で、そうした建物を、作中で描いているコマと見比べながら、学芸員さんにご案内いただくという贅沢なひと時を過ごしました。
全部写してきましたが、ここでは代表的なものだけご紹介。
まずは、開拓使本庁舎。当時の札幌を代表する建物です。
旧浦河支庁庁舎。作中では家長の怪しい札幌世界ホテルの外観として使われてます。
この階段も作中で家長や牛山が行き来してました。
旧青山家漁家住宅。小樽の番屋ですね。
廊下という名の建物。壁が取り外せるようになっていて、中には船がしまわれています。これは作中では番屋の小屋として描かれて最後爆破されるやつですね。
本当に山本理髪店がありました。茨戸の山本理髪店として作中に出てきます。
小川家酪農畜舎。日高のエディ・ダンの牧場のモデルなんですが、野田サトル氏が取材に来た時は、このバルーンドーム様式の建物が壊れていて修理前だったので、作中では平家になっているんだそうです。
他にも数多くの作中の建物のモデルがありますが、それは自分で探してみるのも楽しいかもしれません。
この開拓の村の目玉は、道産子が牽いてくれる馬車鉄道。有料です。
メンテナンスしたばかりで快適だそうです。
多言語対応のアプリを導入したり、場内全域でWi-Fiが繋がったり、ものすごく努力されている施設ですので、ぜひ訪れていただきたいです。
駆け足で回った我々は、次は北海道博物館へと向かいます。
(続く)
10月から3月:午前9時~午後4時30分(入村は4時まで)
休館:毎週月曜日(祝日、振替休日の場合は翌日が休村)、年末年始(12月29日~1月3日)
入場料800円。
開拓の村&北海道博物館共通入場券 1200円
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