【元気です!北海道】ついにゴール!網走監獄で本物の持つ迫力に打ち震える(ゴールデンカムイスタンプラリーその11)
阿寒湖から女満別を通って私たちが向かったのは、最終目的地・網走監獄です。
阿寒の様子はこちら
虹に祝福されるように網走に向かった我々を待っていたのは、迫力ある門構えと案内してくださる方でした。
網走監獄はもちろん現役の本物ではなく、移築された博物館です。
橋を渡って中に入ります。その辺も模してあるわけです。
網走刑務所といえば、高倉健さんですよね。
入場ゲートは、実は農場の門だそうです。
ここでは、最後になりましたが白石をゲット。まあ、監獄といえば、この脱獄王ですよね。そしてコンプリートです。
記念に入場ゲートと白石。
中は広く、夕方についた我々は全部を回る時間はありません。
博物館網走監獄は、明治以来、網走市と深く関わりを持っていた網走刑務所旧建造物を保存公開する野外歴史博物館です。網走国定公園の景勝天都山網走湖側に位置し、敷地面積は約東京ドーム3.5個分に相当します。ユニバーサルミュージアムを指標に、日々施設充実を目標に地域に根ざした活動を進めています。
10月なので本来は16時が最終入場時間で17時で終了なのですが、特別に時間をオーバーしてご案内いただけることになりました。
38の建物があり、そのうち13棟が移築したものです。
重要文化財ばかりです。
正門から入り、まずは庁舎で一休み。
所々にあるマネキンが結構怖い。
庁舎は重要文化財。
野田サトル氏のサインも白石です。
中はお土産売り場と喫茶、休憩室、展示室になってます。
この兄さんは、バイトリーダーだそうです。(マネキンですが笑)
この時は日が出ていたので、歩いて周りをご案内いただきます。
こちらは職員官舎。作中では塀の外から穴を掘って出てきたのが官舎でしたね。あの建物のモデルです。
監獄歴史館は網走監獄が道路開削のために作られたことなどを教えてくれるシアターと刑務所の再現コーナーがあります。
現在の網走刑務所の中。
単独室がほとんどで、共同室は周りに人がいないといけない老人などのためにあるそうです。刑務所も囚人の高齢化が問題なんだそうです。
網走監獄時代の囚人の格好を体験できます。赤い服を着ている人は参加者ですが、その前の二人は人形です。
建物の裏から近道をしようとしたら、突然の大雨です。
さっきまで晴れていたのに。どうしたことでしょう。
その向こうは、刑務所内を開墾している囚人の模型。
高見張りも立っています。
急遽持ってきていただいた傘をさして、いよいよ重要文化財、五翼放射状房に入ります。
舎房は北から順に第一舎から第五舎とし桁行きは第1・3・5舎が58.2m第2・4舎72.7mである。 内部は中央を通る向かい房、第4舎80房と第5舎奥の20房を1.5坪の独居房とする以外は、各棟3坪の雑居房で226房の構成である。厚さ7mmの明り取り窓が第1・3・5舎は2ケ所、第2・4舎は各3ケ所付いてる。
壁を破られないよう壁内の柱は雑居房で約30cm間隔、独居房は約21cm間隔で密に立てられている。
中央見張りは、5翼全てが見渡せる作りになっています。
中央見張所は、中央八角形の哨舎を置き各舎房の渡り廊下を見通すようになっている。
この厳重警戒の網走監獄を脱獄した脱獄王がいます。
これが、作中の脱獄王・白石由竹のモデルですね。
小屋組は下弦材を鉄筋でつないだクイーンポストトラスの小屋組、中央部分は逆Yの字の鉄筋の開き止めを露出させている。床は煉瓦敷の土間、房は板敷きで各房の隅に便所用の枠を設け、房内の壁は木摺漆喰塗りで房天井は厚さ15mmの板を張った鏡天井である。
この鏡天井が侵入の狙い目だというのは、作中で白石が語っているところですが、実は、この鏡天井から抜け出した人物がいたんです。
なんと、その模様の再現マネキンが展示されています。
これは、昭和の脱獄王・白鳥由栄のことですが、その脱獄は、吉村昭「破獄」という小説になっているそうです。
緒形拳主演の映画になっていることが書いてありますね。
実は、近年、山田孝之が脱獄王を演じてテレビドラマになっています。
この時、夏の脱獄シーンを真冬に撮影したにも関わらず、山田孝之はふんどし一丁でマネキンと同じように屋根に登ったそうです。その時マイナス5度。
でも、山田孝之は鳥肌を立てなかったそうです。おそるべし山田孝之。
さて見学は続きます。独居房。
反省させられてます。
外に出て、他の建物もご案内いただきます。
再現された独立型独居房。
ここで懐かしい樺戸集治監の名前が出てきました。
樺戸集治監が最初に作られ、北海道の道路工事に囚人が使役される仕組みが確立し、その延長上に網走監獄があるわけですね。
さらに、作中で重要な場所になる教誨堂。
中に入ると作中通りの空間です。ただし、地下室はありません。
網走監獄の建築物の多くは囚人の手で作られているのですが、この教誨堂は殊の外立派にしっかりと作られているそうです。囚人たちが神様に関係する場だからということで心をこめたと言われています。
ここまでご案内いただき、一旦休憩で庁舎に戻ります。
ここで網走監獄土産とゴールデンカムイ 関連グッズを買い込んで、北海道を応援します。
コーヒーをご馳走になり、きゅんちゃんコラボうまい棒を食べます。
ヒンナヒンナです。
この頃にはすっかり外は暗くなり、夜のとばりが監獄を包みます。怖いです。
なるべく灯りがある所を通ってバスに戻り、ツアーを終えました。
網走は、もう紅葉も終わりだそうです。
スタンプもコンプリートしましたので、あとは中標津空港から東京に帰るだけです。
皆さんお疲れ様でした。(終了)