【大人の遠足2018】ワインツーリズムやまなし2018に行ってきた(その9)甲府会場〜善光寺〜シャトー酒折
2日目も快晴。湯村温泉からみんなで甲府駅までバスで移動し、そこで解散。
各々目的に沿って移動し、12時30分にドメーヌQ集合という予定です。
私は、駅前で皆さんと別れ、甲府駅を南へ。
気になる建物を見に行きました。
山梨近代人物館こと県庁舎別館です。
県有形文化財ということで流石に立派な建物です。
入り口を入るとこのゴージャスさ。
階段を上がって、二階へ行くと、仕事を選ばないこの方がいました。
手前のパンダは四川省からもらったんですね。
ところで、なぜ山梨近代人物館に来たかったかというと、明治の甲州財閥がすごいことを知ったばかりか、
山梨近代人物館では、概ね明治時代から戦前までの間、農林業、政治・経済、国際交流、教育、芸術、学術など幅広い分野で活躍した50人の人物を選定しています。
今回、甲州財閥の特別展を開催中だったからなのです。
明治から昭和にかけて、「甲州財閥」と呼ばれていた経済人9名を紹介します。彼らは鉄道や電力など、急速に産業革命を進めるわが国の骨格や動脈となる事業へ積極的に参加していきました。「甲州財閥」が示した高い先見性は、時代が求めるものをいち早く見抜いて実現し、その遺産は現在の私たちの暮らしになくてはならないものとなっています。本県ゆかりの人物たちのあゆみを通して、未来の山梨を考える手がかりとしてください。
錚々たる顔ぶれなんですよね。
錚々たる顔ぶれなんですよね。
小林一三は阪急グループの生みの親なので関西の人かと思ったらば、韮崎市出身。
根津嘉一郎は東武グループの生みの親であり、圏内の小学校にピアノを送っています。
堀内良平は、富士急グループの生みの親。早川徳次は日本の地下鉄の父。若尾逸平は東京電力や東京市電を生み、小野金六は身延線の元になる路線を生んだ。
この沿線パンフの鳥瞰図がまた面白かった。
投機するならば、電気と鉄道といったのは雨宮敬次郎だそうで、この方達が日本の鉄道の草創期に活躍したといって過言ではないらしいです。
展示も簡素ながら実に興味深いものでした。
さて、次はワインツーリズムに戻って甲府会場まで歩きます。
甲府会場は、五味醤油の横。
こじんまりと開催中。
ドメーヌヒデの有料試飲をして、信玄ワインを探しますが、この会場ではなく、近くにあったワイナリーに気がつかず。
ここでばったり、今回一緒にワインツーリズムに参加したS氏に会いましたが、私は次の目当てに向けて歩き出します。S氏はバスに乗って移動中に、歩いている私を見たそうです。気がつきませんでした。
私の次のお目当ては、去年も寄ったけどバスの時間があったのでじっくり見られなかった甲斐善光寺。
当山は、開基武田信玄公が、川中島の合戦の折、信濃善光寺の焼失を恐れ、永禄元年(1558)、御本尊善光寺如来をはじめ、諸仏寺宝類を奉遷したことに始まります。
武田信玄公建立の七堂伽藍は、宝暦四年(1754)門前の失火により、灰燼に帰してしまいました。現在の金堂・山門は、寛政八年(1796)に再建されたものです。金堂は、善光寺建築に特有の撞木造(しゅもくづくり)とよばれる形式で、総高27メートル、総奥行49メートルという、日本有数の木造建築として有名で、重層建築の山門とともに重要文化財に指定されております。
本当に素晴らしいですね。でも、賽銭箱に葵の紋が!
この鐘楼にある鐘が武田信玄が信濃善光寺から持ってきたそのままだとか。
ご本尊は流石に信濃にお返ししたそうです。
武田氏滅亡により、御本尊は織田・徳川・豊臣氏を転々といたしましたが、慶長三年(1598)信濃に帰座なさいました。甲府では新たに、前立仏を御本尊と定め、本坊三院十五庵を有する大寺院として浄土宗甲州触頭を勤め、徳川家の位牌所にもなっておりました。
徳川は武田の復興を恐れて、甲府を徳川直轄にしますから、この善光寺にも葵の紋があるわけですね。
この庭もまた風流です。
信玄が信濃善光寺が戦で焼けたら申し訳ないから、甲斐に持ってきたというのが面白いと思いますね。そして、その後、武田が滅亡しても諸大名に守られてきた。それだけの威厳が漂う建築物でした。
時間がなくなってきたので、甲斐善光寺向かいのかいてらすにあるバス停からシャトー酒折までバスに乗ります。
シャトー酒折で乗り換えて石和温泉駅方面へ行くつもりが、乗り換え時間が合わず、シャトー酒折で30分以上待つ羽目になってしまいます。
毎年寄るので、改めて見る予定ではなかったのですが、ここの見学は時間がある方は行った方が良いと思います。本当に素晴らしい畑とワイナリーです。
時間があったので、ポケモンを進化させていました。(続く)
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