新宿三光町日乗

見かけたもの、出かけた場所、食べた料理などを写真中心に

【記録用】結婚して27年経ちました。江戸ものづくり列伝を見にいってきました。

2月24日は、我が家の結婚記念日です。

この日に式を挙げ披露宴をやったので、記念日にしてます。

戸籍上はいつなのか覚えてませんが、日曜日に世田谷区役所に提出に行ったような気がします。3月1日かなあ。

なぜ、提出が式より後かというと、婚姻届に書いてもらう証人が二人必要ですが、一人は媒酌人をお願いした友人のお父さんに、もう一人をどうしても東京の父と呼んでいたバーのマスターにお願いしたかったからです。

24日に式をあげたのが水曜日で、その週末の土曜日に、バーの開店前を利用して、馴染みのお客さんなども集まって、店でパーティを開いてくれました。

その時に、お父さんと呼んでいたバーのマスターにサインしてもらったわけです。達筆な字を書く方で、素晴らしい婚姻届になりました。

それから27年。

もう、ここまでくると特に何かするわけでもないのですが、一緒に江戸東京博物館に行って、展覧会を見て、夜は焼肉にしました。

www.edo-tokyo-museum.or.jp

これがなかなか面白い展覧会でした。

本展では、明治前期に日本を訪れたヨーロッパ貴族バルディ伯爵の日本コレクション(ベニス東洋美術館所蔵)の日本での初公開をはじめ、当館のコレクションを中心に、江戸東京で活躍した職人たちの仕事と人生に光を当て、日本が世界に誇るものづくりの力の源泉を見つめたいと思います。 

 このバルディ伯爵が、面白い。

ブルボン王朝の末裔で、ハプスブルク家の血を引くバルディ家の次男で、世界一周を行い、その途中、日本によって1万点以上も買い求めていったというから、爆買いの元祖みたいな人です。明治天皇にも謁見していて、その時の記念品となる漆器に、ブルボン王朝の家紋が入っているものも展示されてました。

しかも、このバルディ家は、この後なくなってしまうわけで、この世界一周の時の購入品も競売にかけられたりしたのを、国が抑えて、ベネチアの美術館でコレクションしているというものです。こんな自画像を書かせています。

何しとんねん。

甲冑姿もあります。是非見にいっていただきたい。

このベネチア東洋美術館って知らなかったんですが、かなりのものがあるようなので、見にいくといいと思います。

venezia.is-mine.net

特筆すべきは、ヴェネツィア東洋美術館の日本での知名度の低さで、日本人観光客はまったくと言っていいほど見られず、かえって日本文化に興味を持つフランス人中高年観光客等が多い。日本のガイドブックにはあまり載っていないからか、それとも他に見るべき名所が多すぎるからか。

世界中から観光客が集まるヴェネツィアにこれだけの日本美術のコレクションがありながら、しかるべき処遇を得ていないのは残念としか言いようがない。ぜひともヴェネツィアの名所のひとつとなって、日本をまだ訪れたことのない欧米からの訪問者に日本美術を知るきっかけを与えてほしいものだ。

 こんな記載があるくらいです。

 

この展覧会のもう一つのアピールポイントは、音声ガイドが、神田松之丞改め神田伯山だということ。お好きな方にはたまらないかと思います。

 

そんな結婚記念日でした。