宿泊はいつもの湯村温泉ホテル。
なんですが、今年、民事再生法を申請し(要は、倒産)救済を受けていました。
湯村ホテルは1930年創業で資本金1300万円。客室数99、収容人員138人の「湯村ホテルB&B」を経営し、2003年12月期には3億2400万円の収入があったが、ビジネスホテルチェーンの進出などで収入が減少。病院と連携した温泉利用プログラム型健康増進施設として厚労相の認定を受けるなどしたが、20年12月期の収入は1億800万円だった。
やはりコロナ禍で大変だった様です。
ということで、新たなBBHホテルグループの運営になっていました
去年も感心したコロナ対策は受け継がれ、朝のビュッフェは変わらない美味しさでした。
さらに、コロナ感染対策で、離れの隠し湯は個別に鍵がかけられる様になっており、昨年の様に誰かと一緒に入るということは無くなっていました。
細かいところで色々と手が入っている様子で、何より館内に至る所に、高橋英樹親子の姿が見え隠れします。そういえば、真麻さんは二人目のお子さんが生まれたとか。
おめでたいことにあやかって、湯村温泉ホテルも頑張っていただきたいです。
湯村温泉ホテルの向かいにある建物。入りにくいというか開いてない。
別行動の方、ご自宅にお帰りになった方もいますが、一行はホテル前のバス停から甲府駅へ。ところがここでひと騒動。M先輩のイアリングが見当たらない。とりあえず、ホテルと向かいのコンビニに事情を話して、ぎりぎりでバスに乗りました。
甲府駅のコインロッカーに荷物を預け、市内散策へと向かいます。
市内のワイナリーへ向かうみなさんを見送って、私は一人甲府城へ。
昨日、隠れ家レストランに向かうときに見た稲荷櫓が気になって、じっくり見たかったのです。
なんと、中で無料展示が開催中だったので、じっくりと歴史を味わってきました。
稲荷櫓から見た昨日のレストランの入っているビル。すぐ近くです。
5年前でした。早いもんですね。
その時は、こちら側は見ていないので、ゆっくりと散策。
紅葉も美しい。
城壁に空いている穴は、飾りじゃなくて攻撃用。一段下の広場が丸見えです。
天守台に登ったのですが、あまり天気が良くなくて、富士山は見えず。
こうして北西を見ると、駅のすぐ近くに城があることが分かります。
というか、線路も駅も、元々、城内を削って作った場所ですからね。
天守から見た稲荷櫓。後ろにガスタンクが見えますね。その辺りも明治になるまでは城内でした。廃城令で広大な城跡は市内の開発に使われたわけですね。
西側はかろうじて山影が見えました。南アルプスになります。
この木は、枝先の葉だけ紅葉していて面白かった。
甲府城を出て、東北側に見えたお寺が気になり向かいます。
実は、昨日の店の前を通って、歩いていたら、別行動のT先輩一行とバッタリ。
信玄ワインの後、昨日店がこの辺だよなと歩いていたそうです。
合流せずに、さらに単独行動は続きます。
大きな門が線路のすぐそばにある不思議な作り。
甲府五山の一つ長禅寺です。
実に立派な寺なのですが、観光地化されておらず、説明などはほとんどありません。
五重塔が立派ですが、割と最近のものの様です。
他にも三重塔があったり、本堂も壮麗ですし、素晴らしいなと思うのですが、何しろ周辺は住宅地で、参道も線路で分断されていて、線路の下をくぐる細い道があるだけという状態。
明治以降の扱いが悪かったのかなと思わざるを得ません。
それでも地元の方がおとづれていたりするので、今でも信仰は篤いのでしょう。
甲府市内の武田家ゆかりの地は他にもありますが、どこもあまり観光的にはなっていない感じで、それが良いのかもしれませんけど、勿体無い気もします。
そろそろ時間なのでお昼を食べる場所に向かいます。