ワイン村から坂を登り、上がったところの正面にあるマルサンへ。
毎年寄っている定点観測の場所の一つです。
ワインツーリズムは翌日なので、この日は準備もあってから店頭に誰もいません。
しばらくして3代目が登場。試飲をさせてもらいます。
雑談の中で、改めて知ったのは、このあたりで3代目くらいになるようなワイナリーは、元々は地域の農家から持ち寄ってワインを作る共同醸造所だったということでした。若尾果樹園でもあるこちらは、勝沼でも2軒くらいしかない、果樹園とワイナリーの兼業。だからこそ作れる果樹園のブドウを使ったワインや、地域の農家さん向けのワインなどもあるのですが、そうしたワインの原型は、共同醸造所時代の歴史にあるのだそうです。
マルサンは、第5醸造所だったそうですが、以前、クラムボンが葡萄酒醸造共同組合だったという話を聞いたように、そうした歴史は、勝沼地域のおける葡萄酒は、地域のお酒として根差したものだった証のように感じました。
いつものように色々と試飲して、中にはシャインマスカットを買って自宅に送る人もいて、まるさんで過ごした後は、原茂ワインへ。
これまで、原茂ワインからマルサンという移動はあっても逆はなかったので、新鮮。
これまでのルートでは、原茂ワインが最初になることが多く、美味しいのがわかっていても荷物になるからと購入を断念した人も多かったのですが、今回は、3時に貸切タクシーが来て、それで移動になるので、ここで購入しても荷物にならないということで、試飲から購入に気合が入ります。
こちらの試飲はコロナ後は、マシンなので、1杯100円。
私は早々に庭に出て、キッチンカーを覗きます。
ホットドッグやポトフなどを出す店と、コーヒーやキッシュを売る店が出ています。
こちらの庭にはテラスがあるので、そこで昼食です。
今年T先輩が自作のスモークつまみを人数分用意してくださって、それを中心に、途中で購入したワインからマスカットベリーAのものを並べて飲み比べという名の飲みだおれ。
話が盛り上がり、今日初めて会った方とも打ち解ける、良い雰囲気です。
これが、この旅の楽しさですね。
(続く)