お腹いっぱいになった後は、すぐ近くにあるホテルにチェックイン。
最上階に屋外温泉がある素敵なホテルです。湯船からは舞鶴城と言われる甲府城が望めたりして、本当に城の中にあるようなホテルです。
朝食バイキング付きで14500円は、昨今の値上げ続きなホテルの中ではリーズナブルと言えるでしょう。
駅からも隠れ家からも近いですしね。
さて、部屋に入っってすぐにバッタリ寝た私は、翌朝、7時頃目が覚め、そのまま朝風呂へ。少し曇っていてすっきりとした景色とはいきませんが、気持ちの良い朝を迎えました。
そしてビュッフェ形式の朝食ですが、前日の隠れ家で食べた分がまだ消化しきれていません。軽くとろろご飯などで済ませました。柿とブドウジュースが美味しかった。
本日は、チェックアウト後も荷物を預けて(駅に近いからこういうところが便利)、甲府駅前から、金土日限定で運行しているサントリー登美の丘ワイナリーへの無料シャトルバスに乗ります。
9時30分発のバスはほぼ満員で、30分ほどかけて、甲斐市にある登美の丘ワイナリーへ向かいます。
生憎曇りでしたが、それだからこその幻想的な雰囲気もあったりして
到着後は、10時30分からの甲州葡萄畑散策ツアーに参加します。
総面積150ヘクタール、東京ドーム32個分の敷地でブドウを作り、そのブドウでワインを作る日本有数のワイナリーです。
参加費は1000円。
甲州の葡萄畑を見学し、垣根づくりと棚づくりの違いなどを伺いながら、そのほかのワイン用葡萄なども見学して、最後に、葡萄畑の中でサントリーフロムファーム 「ワインのみらい 登美の丘 甲州 若木園育ち 2020(60ml)」をテイスティング。というコースです。
垣根仕立てでも栽培している木は30年ほどで入れ替えるそうです。
甲州は、もともと食用にもしていたのですが、食用とワイン用の葡萄の違いは、その粒の大きさと水分含有量だそうです。食用は大きく水分豊富ですが、ワインは水っぽくならないように水分含有量少なめで濃い味の葡萄になっているとのこと。
また、近年の暑さ対策に、地元の山梨大学との共同で研究中の副梢栽培(ふくしょうさいばい)という方法も取り入れているそうで、最初の芽ではなく、2番目を育てることで生育期をずらし、暑さをやり過ごすという方法だそうです。
自然相手ですから、気候変動への対応は欠かせないわけですね。
そんなことを伺いながら飲むワインは、一層、味わい深いものに感じたり感じなかったり。
12時25分の帰りのバスまでの間は、試飲タイム。
景色を眺めながら、蘊蓄紹介コーナーを見ながら、珍しいワインを飲んでいきます。
私は、これにしました。
こちらまあ、普通のメルローですがマスカットベーリーAが入っているので、やや甘さがあります。赤だけど優しい感じ。
こちらは、ブラッククイーンを飲んでみたかったのでナイスな選択でした。チェリーというか華やかな感じが出てきて、深みもある感じ。
最後のメルロは受賞作だけはあります。深みとスパイシーさにタンニンがしっかり効いていて、フルボディの赤という感じがします。その分メルローの華やかさはないかな。でもワイン好きが選ぶのがわかるなあ、という深みと渋みです。
時間が来ました。
名残惜しいですが、甲府駅前に戻り、今度はお昼ご飯です。
(続く)