細江英公先生も80歳か
金曜日に理研文化の日というイベントがあった。
科学者も文化をということで、野依理事長肝いりの企画。
会場の観客の9割は科学者だろう。
最初に野依理事長から本日のゲストである細江英公先生の紹介があった。
1933年生まれだから、今年80歳。
写真家は長生きを標榜されるだけあり、足元もしっかりしているし、記憶力も確かだけど、やや声が細くなったかな。
細江英公先生と一緒に科学者のインタビューをしていたのは、8年程前迄。15年位お世話になった。
野依理事長が細江英公先生の被写体になった事を話していたが、その写真も私の編集した科学誌の仕事だった。
野依理事長が理研に就任されたばかりだったが、それから10年たって、私の立つ場は大きく変わってしまった。
感慨深い思いの中で、細江英公先生の話を聞いていた。
写真家人生60年を越える大作家の作品とその背景を本人から聞くのは贅沢な時間だ。
最後に、理研からのプレゼント。
左が細江英公先生、右が野依理事長。
海馬の細胞の写真を掛軸にした物だそうだ。
科学と芸術の融合というか、相互理解が必要な事を考えながら、帰った。