【大人の遠足】勝手にワインツーリズム2022:その5:昼食のち解散
甲府市内を散策し、お昼ご飯に向かいます。
長禅寺から駅前へ向かう途中、ワイナリーを発見。
サドヤワイナリーでした。
甲府駅から徒歩5分にワイナリーがあるんですから、やはり山梨県はワインの街ですね。と思って眺めていると、見知った顔が出てきました。
先ほど偶然出会って別れたT先輩たちではありませんか。
市内のワイナリーをめぐっていたので、タイミングよく出会ったわけです。
今度は合流して、駅前のこちらへ。
甲州夢小路にある時の鐘です。
この鐘楼は、甲府市民の幸福と甲府市の発展とともに、甲府を訪れる多くの方々のご多幸を記念して、141年の時を経て、平成25(2013)年に、甲州夢小路に新造されました。前述の愛宕町の鐘楼を模造したと伝わる法性山玄法院(現・天神町)の鐘楼を模し、同寺に残されていた写真・鳥瞰図・礎石を基に、底辺3間(5.4m)角、高さ5丈(15m)、銅張の外壁といった仕様で、忠実に再現されています。
こちらの時の鐘は時刻に応じて鳴らされるのではなく、ボタンを押すといつでも鳴らすことができるそうです。
この時の金を含めた一角が甲州夢小路。
駅の北側の再開発ですね。元々江戸時代まではこの辺りまで甲府城だったらしいです。
蔵や古民家などを改築したお店が並んでいます。
こちらでお土産を買って、昼食を予約しているお店が開くのを待ちます。
本日のランチは、こちら。
地産地消のイタリアンです。
メニュー。私はマルゲリータピザ。パスタにした人、ポークのグリルにした方など。思い思いに注文して、甲府の食を楽しみます。
お飲み物も地元のものを中心に。
白ワインにピザって好きなんですよね。
ランチは、コースになっていて、まずはビーツを使ったボルシチから。
そういえば、ボルシチって、ロシア料理じゃなくてウクライナなんですよね。
前菜は3種の野菜。カボチャ、じゃがいも、茄子だったかな?
ピザが登場。ランチと言ってもしっかり一枚あります。
デザートは一人一人異なる模様を描いたラテアートがほどこされたプリン。
最後のコーヒーまで美味しくいただいて、今回のワインツーリズムも解散です。
もう少し買い物する方、ホテルを出る時に無くしたイヤリングが見つかったと連絡があった方、別の仕事現場へ向かう方などなど、それぞれの時間に向けて三々五々散らばっていきます。
私はいつもは乗らない特急に乗ってみました。新宿まで一本ですからね。
今年も楽しいワイナリー巡りができました。
また一年、それぞれ健康で過ごして、お目にかかれることを楽しみにしたいと思います。(おしまい)
【大人の遠足】勝手にワインツーリズム2022:その4:甲府街歩き
宿泊はいつもの湯村温泉ホテル。
なんですが、今年、民事再生法を申請し(要は、倒産)救済を受けていました。
湯村ホテルは1930年創業で資本金1300万円。客室数99、収容人員138人の「湯村ホテルB&B」を経営し、2003年12月期には3億2400万円の収入があったが、ビジネスホテルチェーンの進出などで収入が減少。病院と連携した温泉利用プログラム型健康増進施設として厚労相の認定を受けるなどしたが、20年12月期の収入は1億800万円だった。
やはりコロナ禍で大変だった様です。
ということで、新たなBBHホテルグループの運営になっていました
去年も感心したコロナ対策は受け継がれ、朝のビュッフェは変わらない美味しさでした。
さらに、コロナ感染対策で、離れの隠し湯は個別に鍵がかけられる様になっており、昨年の様に誰かと一緒に入るということは無くなっていました。
細かいところで色々と手が入っている様子で、何より館内に至る所に、高橋英樹親子の姿が見え隠れします。そういえば、真麻さんは二人目のお子さんが生まれたとか。
おめでたいことにあやかって、湯村温泉ホテルも頑張っていただきたいです。
湯村温泉ホテルの向かいにある建物。入りにくいというか開いてない。
別行動の方、ご自宅にお帰りになった方もいますが、一行はホテル前のバス停から甲府駅へ。ところがここでひと騒動。M先輩のイアリングが見当たらない。とりあえず、ホテルと向かいのコンビニに事情を話して、ぎりぎりでバスに乗りました。
甲府駅のコインロッカーに荷物を預け、市内散策へと向かいます。
市内のワイナリーへ向かうみなさんを見送って、私は一人甲府城へ。
昨日、隠れ家レストランに向かうときに見た稲荷櫓が気になって、じっくり見たかったのです。
なんと、中で無料展示が開催中だったので、じっくりと歴史を味わってきました。
稲荷櫓から見た昨日のレストランの入っているビル。すぐ近くです。
5年前でした。早いもんですね。
その時は、こちら側は見ていないので、ゆっくりと散策。
紅葉も美しい。
城壁に空いている穴は、飾りじゃなくて攻撃用。一段下の広場が丸見えです。
天守台に登ったのですが、あまり天気が良くなくて、富士山は見えず。
こうして北西を見ると、駅のすぐ近くに城があることが分かります。
というか、線路も駅も、元々、城内を削って作った場所ですからね。
天守から見た稲荷櫓。後ろにガスタンクが見えますね。その辺りも明治になるまでは城内でした。廃城令で広大な城跡は市内の開発に使われたわけですね。
西側はかろうじて山影が見えました。南アルプスになります。
この木は、枝先の葉だけ紅葉していて面白かった。
甲府城を出て、東北側に見えたお寺が気になり向かいます。
実は、昨日の店の前を通って、歩いていたら、別行動のT先輩一行とバッタリ。
信玄ワインの後、昨日店がこの辺だよなと歩いていたそうです。
合流せずに、さらに単独行動は続きます。
大きな門が線路のすぐそばにある不思議な作り。
甲府五山の一つ長禅寺です。
実に立派な寺なのですが、観光地化されておらず、説明などはほとんどありません。
五重塔が立派ですが、割と最近のものの様です。
他にも三重塔があったり、本堂も壮麗ですし、素晴らしいなと思うのですが、何しろ周辺は住宅地で、参道も線路で分断されていて、線路の下をくぐる細い道があるだけという状態。
明治以降の扱いが悪かったのかなと思わざるを得ません。
それでも地元の方がおとづれていたりするので、今でも信仰は篤いのでしょう。
甲府市内の武田家ゆかりの地は他にもありますが、どこもあまり観光的にはなっていない感じで、それが良いのかもしれませんけど、勿体無い気もします。
そろそろ時間なのでお昼を食べる場所に向かいます。
【大人の遠足】勝手にワインツーリズム2022:その3:甲府の隠れ家でほっこりする料理を食べました
甲府駅からお城の脇を抜けて、暗くなる道をさらに進みます。
ライトアップが眩しい稲荷櫓を横目に、ビルの3階に上がります。
こちらが今夜のお店になります。
地元の先輩が連れて行ってくださった「隠れ家」です。
なので、検索してもあまり情報がありません。
まずは、ワインに疲れたのでビールから。
醤油も地元のものでした。
まずは、きゅうりとイカの酢の物と切り干し大根の煮物。
茹で落花生はおおまさり。小松菜の煮浸しはジャコと一緒に。
サラダのドレッシングが美味しかったなあ。
そこに煮魚。これも絶品。
こいった和風の料理が続く中で、昼間買ったワインを持ち込んで飲んでいる我々。
揚げ出し豆腐に舞茸やしめじなどの餡がかかっています。
カボチャの炊いたやつですな。山梨はほうとうにもカボチャを入れるくらいカボチャ好き。しかも美味い。
蓮根のきんぴら。この蓮根でかいんですよね。唐辛子が効いていて、これがまたワインにあう。
イカとなまりブシの煮た奴。煮物が続くので単調に感じるかと思いきや、どれも少しづつ味付けが異なるし、出汁が効いていて沁みる味です。
お刺身があったのに写真忘れていますね。
甘エビとネギトロでした。
そして、甲州名物鳥もつ。
キンカンも一緒にしてあるのが、甲州ならではです。赤ワインだなあ、これは。
揚げ物は、イカだったかな? お腹いっぱいで私手をつけてないかも。
付け合わせのパスタサラダが美味しかった。
一通り料理を一気にご紹介しましたが、おまかせコースに飲み放題でいくらだったんだろう?
というのも、ちょうど、11月10日からプレミアム食事券が始まったので、地元の先輩が購入してくださり、補助をいただいたからお安く済んだみたいなのです。
こうした取り組みを使いながらの旅の夜は更けて行きます。
お泊まりは、湯村温泉ホテルです。
【大人の遠足】勝手にワインツーリズム2022:その2:ジャンボタクシーで新巻/北野呂、奥野田へ
1時間遅れでスタートした今年の勝手ワインツーリズム。
ランチを予約してなくてよかった。
ルミエールさんのおやすみ場所をお借りして、買ったワインを開けて、T先輩の手作りおつまみセットでランチにします。
今年は初めて回った年のワイングラスを持ってきました。
これが第1回参加の時のブログです。これから8年経ちました。
そういえばこの時会った原茂さんの看板ワンコは既に亡く、別のワンコがいましたっけ。
ルミエールさんで買った赤ワインやら、原茂さんやマルサンさんで買った(T先輩が)ワイン計3本を開け、葡萄畑を背中に感じて、いい天気の中でランチタイム。
T先輩お手製の燻製をつまみに、実に幸福な時間だったのですが、写真がない。
美味しくって撮るの忘れました。
さて、いい感じにお腹が膨れたところで、手配してあったワゴンタクシーと普通タクシーの2台に11人で分乗。
2時間貸切で合計22000円なので、一人2000円です。大人数だとリーズナブルですね。
向かったのはバスで行くにはちょっと遠い、こちらのワイナリー。
2019年以来です。
ただ、ワインツーリズムではないので、普通に店舗で試飲。
もちろん甲州も美味しいのですが、
デラウェアの新種が殊の外美味しかった。
まさにデラウェアの味なんです。子供の頃食べた懐かしの葡萄の味。
最近人気のシャインマスカットほど甘くないけど、葡萄の味がするんです。
生食では今や人気がなくなって、作っている農家も減ってしまったそうです。
でも、自家製のデラウェアを使ってワインを作っているのは、原点だから。
葡萄の出来は、今年は、ここ数年では良い方だそうです。
雨とか天気とか病気とか、いろんなことがあったここ数年。さらにコロナ禍でも、葡萄の出来がよければ、ワインの出来も良い。そんな巡り合わせ。
タクシーに先に行ってもらって、徒歩で向かったのは、こちら。
こちらも急遽試飲を出していただきました。
甲州も当然美味しいのですが(こればっかり)、こちらはサンセミヨンが珍しい。
そして、ブレンドになっているこちらが、このワイナリーのオリジナル。
甲州とシャルドネしか書いてないんですが、ほんの少しサンセミヨンが入っているそうです。書いてないからそのまま飲んでもわからないはずが、あるソムリエは、サンセミヨンとは言わなかったものの、甲州とシャルドネになんか入ってませんか?と言った殿こと。やっぱりソムリエはすごいと生産者も驚いたそうです。
そんな話が聞けるのも生産者の手から注いでもらった試飲だからで、サーバーではできないふれあいではないかなと思います。
待っていたタクシーでジャンボ側はもう1件遠くのワイナリーへ、普通のタクシーはぶどうヶ丘へと分かれます。
私はジャンボタクシーでこちらへ。
こちらのワイナリーへは6年ぶり。
この時と建物がえらく変わってませんか?
おしゃれなホテルみたいになってます。
お話を伺うと、工場を別に新設し、元工場だったこの場所をリニューアル。
カフェを併設した試飲場所にしたそうです。
今回は有料試飲で500円で3本のところ、1000円出してプラスアルファしていただきました。でもその甲斐のある美味しさに出会いました。
元々、マークを書いていた奥様が、チケットの絵も自作されてます。
お話も色々伺って、以前伺った時も感心しましたが、相変わらず科学的でエビデンスベースドなワインづくりを行っておられます。フランスと勝沼の土の違い、気候の違い、それでも、葡萄の木にどうストレスをかけて実を熟成させるのか。そのプロセスを解説していただきました。
樽にも工夫があるのですが、その辺りは是非直接伺うことをお勧めします。
ちょうどいい時間になったところで、勝沼ぶどう郷駅へ送ってもらい、この日のワイナリー巡りは終わりです。
いい夕焼けに出逢いました。
日帰り組の方とは、ここでお別れ。
泊まり組は甲府で夕食を食べに行きましょう。(続く)
【大人の遠足】勝手にワインツーリズム2022:その1:移動は市民バスでもいいじゃない
2014年から毎年訪れているワインツーリズムですが、ここ数年はコロナ禍でもあり、いろいろな試みの中で、勝手に回っております。
昨年は、パスを買ったりAIタクシーに乗ったりしたのですが、事後の感想としてコストパフォーマンスに疑問もあり、もう勝手に回ってしまえということになりました。
実際には、今年も下記のように開催されているのですが、12日が甲府市/山梨市、13日が甲州市勝沼地区となっていて、我々が回りたい流れと異なるため、プレ開催的に12日に勝沼に伺うことにしたのでした。
今年も「ワインツーリズムやまなし2022・秋」を開催いたします。おかげさまで15年目となりました。今年は山梨県甲州市・笛吹市・山梨市・甲府市・甲斐市・韮崎市の6つの市を舞台に74ワイナリーが参加。11月5、6、12、13、19日の毎週土曜、日曜にエリアごとに開催となります。今回も昨年同様コロナ禍の対応となりますので人数を限定させていただき、朝のバスは混雑を避けるため出発時間ごとの予約制とさせていただいております。
集合はいつものように勝沼ぶどう郷駅に10時だったのですが、まさかの人身事故でダイヤが乱れまくっておりました。私は、高尾まで京王線、高尾駅から各駅の甲府行きで勝沼のつもりが、30分遅れ。新宿からカイジに乗ってくる方々は1時間遅れとなりました。色々参加していたらば焦るところですが、勝手ツアーの良いところは、気ままなところ。なりゆき任せの結果オーライが楽しいのです。
仕方がないので、こんな看板を読みつつ。参加メンバー11人全員が集まったのは、11時すぎ。
ところが、ちょうどよく市民バスがあり、こちらで旧田中銀行まで行くことにしました。これが300円。
ところがバスルートがなかなかクセがありまして、この角を右に折れると旧田中銀行だなと思ったらば、左に曲がって山道へ。
今年は紅葉は早いらしく、去年よりずっと山が色づいていたので、ゆっくり見られてよかったと思うことにしました。
なんだかんだありつつも旧田中銀行前で降りて、徒歩で原茂ワインさんへ。
こちらで記念写真も撮り、さて試飲をと思ったらば人数制限がありまして、順番待ち中。今年は、去年とはまた違った山梨県独自の制限(やまなしグリーンゾーン認証)に準拠した対応に各所で会うことになります。
試飲で増えていたのは、サーバー利用。
100円で20CCのワインが出てきます。
私は3種飲んだので、300円。
ハラモレッド(左)樽熟成
3番4番12番ですね。
味は問題ないのですが、サーバーはちょっと交流感にかける感じがしないでもないですね。でもコロナ禍ですからね。どうしても人との接触を少なくしたサービスになりがちです。
続いて、マルサンこと若尾果樹園。
本番は翌日なので、今日は特に準備してなかったところを、無理に開けていただいた感じになりました。
お父さんが並べてくれて、試飲を注いでくださいました。
ワインはもちろん美味しかったのですが、それ以上に売っていたシャインマスカットに感激しました。I先輩が自宅への土産に加えて、1房その場でみんなに分けてくださったのですが、これが甘くて美味しくて、しかも1房500円くらいという破格の値段。
時期も終わりなので、余ったやつなんでしょうけど、とても美味しかったです。
続いて、歩いて宮公園を過ぎて、2020年に試飲できなかったクラムボンへ。
こちらも翌日が本番なので、テントはあっても対応は通常営業の試飲と売店。
去年より厳しくなっていて、試飲と売店を行き来してはいけないとか、人数制限とかワインサーバーとか。
こちらでもワインサーバーで試飲をして、このTの気まぐれが美味しかった。
でも買ったのは新酒の甲州。
次には、いつもならば、マルキで羊社員さんを愛でるのですが、今回は、1時間押しのスタートのため、見送らざるを得ませんでした。
ルミエールの前で15時にジャンボタクシーを予約してあったのです。
なので、クラムボンからルミエールに直行します。(続く)