ノンポリなので、辺野古に行ったり、基地を見たりしましたが、そのことはそれとして、一番気になるのは、沖縄そばだったりします。
今回、5泊6日のお昼ご飯のうち、5食が沖縄そば+じゅうしいというセットでした。
3日:ちらー小
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地元の人が毎日のように通うドライブインのような店でした。当然、観光客など無く、地元の家族連れやおじいおばあがやって来て毎日食べられる味。
美味しいと目を見張ることもないけど、これでいいなあ、と思える、そんな味でした。
4日:丸三冷やしもの店
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元々学生向けの冷やし物(ぜんざいやかき氷)の店がそばなども出すようになったところから、冷やし物店のながあるという店。
ちょっと濃かったり、食べでがあったりする感じが学生向けなんだろうなと思わせる。
地元の人が愛する味、故郷に帰ったなと思う味なんだろうなと思いました。
5日:てぃしらじそば
儀保駅と首里駅の間くらいにあって、この辺りが一番高台なので、どちらから行っても坂を登ることになるという徒歩だとしんどいお店。
とにかく評判が高く、地元友人の一押しであり、グルメブログでも一押し。
以前から一度食べたかったので、今回、旅の目的の一つにしていた店です。
結果は、とにかくレベルが違うというか頭ひとつ抜けて上等という感じです。
麺、つゆ、肉、全てが上等。少し硬めな麺と澄んでいるのにしっかりした出汁、柔らかくて噛んだときにジュワッと味が滲み出る肉、そのバランスも文句なし。
私の沖縄そばの基準が変わりました。
6日:古民家食堂てぃーらぶい
てぃーらぶいとは「日向ぼっこ」という意味の方言だそうです。
確かに、この築90年の古民家の縁側で日向ぼっこしたい。
そんな縁側に畳を敷いた上の座布団に座って、銘々膳で食べる沖縄そば膳だけがメニューという店です。
卵焼きがのっているのは浜比嘉島あたりの定番なんでしょうね。
付け合わせのもずくと大根の和物が美味しかったのと、ジーマミー豆腐の天ぷらが名物というだけあって、そのまま食べてもよし、そばに入れてもよしという物でした。
また独特の美味しさがあるそばでした。
7日:今帰仁そば
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美ら海水族館から古宇利島に向かった途中で昼食となって入った店ですが、超有名店でした。駐車場にすんなり入れたので大丈夫かと思ったらば、1時間待ちになりました。
私はミックスのセットにしたのですが、そーきも炙り三枚肉も美味しかった。
黒糖プリンが美味しかったなあ。
出汁は、てぃしらじ程ではないけど、十分にしっかりと豚もカツオも感じられます。
よくできたスープだし、麺も美味い。でも、なんだろうなあ。てぃしらじの頭抜けた感ではないのですよね。すごく美味しい沖縄そばなんですけど。
こういう古民家なんですけど、その分席数が少ない。でもそばなので回転は早い。
駐車場にあった懐かしのトラック。
今回、5食の沖縄そばセットを食べてみて、じゅうしい(炊き込みごはん)が、そのそばの出汁と共通しているんだなあと改めて感心しました。だからこそ、出汁が決め手になるわけです。じゅうしいの具ももずくだったり、小さい肉だったりするんですが、結局まとめているのは出汁。中でも鰹節の旨さなんですよね。
ラーメンにはない出汁の味と、灌水の入らない麺のかみごたえと小麦の味が、沖縄そばなんだなあと、各店それぞれの美味しさを噛み締めならば思った次第です。
でも、結局、どの店も美味しかったからいいんです。それが大事なんで。