【備忘】#なんでないの、の福田和子さんの壮行会に行ってきた
最近、すぐに、いつ何があったか忘れるので、書いておく。
日曜日の8月11日に池袋で開かれた、福田和子さんの壮行会に行ってきました。
福田和子さんが、ICUを卒業し、海外留学するため、その壮行会ということで、いろんな関係者が集まって、和子をダシに飲もうという会。
福田和子さんの活動といえば、なんでないのプロジェクト。
最近では、雑誌のインタビューを受けたり、政治家と会合したり、あちこちで講演をしたりと、活動が大きくなってきました。
さらに、スウェーデンのウプサラ大学で勉強してくるんだそうです。
こういう女性の権利関係の活動をしている女性というと、蓮舫さんみたいな感じを思いがちですし、また和子さんも取材写真とか見ると、活動中はそうなのかもしれません。
まあ、こういうことを書くと、非難されそうですが、こう、しっかりした、眼差しキリッと、意見バシッと、おじさんなんかに負けない感が出ているような。
で、多分そういう一面も持っているだろうけど、私の知っている和子さんは、内面のエネルギーの高さこそ感じさせますが、内気で考え込みがちな少女でした。
最初に会ったのは、私も関係している吉原の勉強会で、居酒屋の2階の会場で、ジッと強い瞳で主催のみやこさんを見ているようなおとなしい感じの大学生でした。
信念の強さと行動力で今の運動を起こしたんだろうとは思いますが、本来、爆発力よりは持続力の人なんじゃないかと思います。
そんな彼女のエネルギーと情の濃い人柄に魅せられた人たちが集まった会でした。
持ち寄り形式で会場を借りて行った1次会、近くの飲み屋の2次会と流れ、3次会に突入しそうなみなさまと別れ、かなりエネルギーを消費していた和子さんを連れて新宿3丁目駅まで帰りました。
そう、彼女のうちと私のうちは同じ駅なのです。
道中も色々話したように思いますが、一夜明けたら、全く覚えてません。
結構いいこと言ったような気がするんですが。そんなものです。
でも、こういう遠く未来を見つめている若い人と話していると、脳細胞が活性化されますね。近くとか後ろとかばかり見がちなおじさんは、こういうエネルギーの高い人が、自分の持つエネルギーで中から燃えないように、周りの大人に潰されないように、利用されないようにと、心配です。
日本ではなくスウェーデンで学ぶというのが、そういう意味でもいいんじゃないでしょうか。日本は、マスコミによる消費スピードが早いので、こういう運動も定着する前に消費されてしまいがちです。じっくりと考える北欧の良さを学んで、社会に定着する運動を展開する粘りとしぶとさを身につけてきて欲しいです。
帰って来たら、また飲みましょう。
【読書】本が読みたくなる書評だらけ:本棚から読む平成史
過日、東京大学駒場キャンパスを久しぶりに訪れた。
この会に出席するためだった。
岡ノ谷一夫先生は、東京大学で言語の起源を研究する大学教授だ。
縁あって、しばらくお世話になっていたのだけど、久しぶりにお目にかかるのがお祝いの席というのも、なんだか照れくさいものだった。
その席上で配られたのが、最新刊となるこの本だった。
実は既に購入してあり、岡ノ谷先生にサインをいただこうと現地に持って行ったのだった。
サインもいただき、会場では久しぶりに会う方々と談笑でき、大変楽しかった。
思えば、岡ノ谷先生との出会いから、すでに10年を超えている。
この本を読見ながら、会での楽しかった時間を思い出し、また、岡ノ谷先生とのかつての会話をいくつか思い出していた。この本の中にある平成の最後の10年を考える章での岡ノ谷先生の論考の中には、あの頃を写すような断片がいくつか見られたからだった。
この本は、平成という時代の終わりに仕組まれた読売書評委員による時代と本との関係を考える試みだ。
例えば、朝日新聞は、平成と本という同様の試みをこんな風にしてサイトで発表している。
アンケートをまとめるというのは、ある意味、まっとうなやり方だが、面白くはない。
しかし、書評委員による本のセレクトを座談会として挟みつつ、50冊の本を紹介していく1年半の連載をまとめた、この本の企みは、本とともに時代を浮かび上がらせるという意図を、より強く反映することができているように思う。
「昭和」からの脱却を模索して始まった平成時代は、世界の多極化とグローバリズムの進展に直面する。そして訪れた3・11とそれ以後の世界へ…。政治学者・牧原出、ノンフィクション作家・梯久美子、生物心理学者・岡ノ谷一夫の三人が、平成31年間に刊行された名著50冊をジャンル横断的に紹介。書籍の問いかけに寄り添いながら、新たなる平成史を描く。読売新聞連載「平成時代名著50」待望の書籍化。
目次に、その意図が現れている。
第1章 「昭和」からの脱却を模索して―平成元~一〇年(一九八九~一九九八年)(平成元年(一九八九年) 辺見じゅん『収容所から来た遺書』
平成元年(一九八九年) S・W・ホーキング『ホーキング、宇宙を語る―ビッグバンからブラックホールまで』 ほか)
第2章 世界の多極化と混迷を極める日本―平成一一~二〇年(一九九九~二〇〇八年)(平成一一年(一九九九年) 茨木のり子『倚りかからず』
平成一二年(二〇〇〇年) 畑村洋太郎『失敗学のすすめ』 ほか)
第3章 東日本大震災と新しい価値の胎動―平成二一~三一年(二〇〇九~二〇一九年)(平成二一、二二年(二〇〇九、一〇年) 村上春樹『1Q84』
平成二三年(二〇一一年) 星野博美『コンニャク屋漂流記』 ほか)
第4章 文化部記者が振り返る平成
平成を振り返るという企画は、いろいろな媒体で行われいて、例えば、現代的な角度だと、写真というのがある。
そこに溢れる映像は、どれも一目で時代を映している。しかし、深めてはくれない。
やはり、本は、そして本をめぐる書評がよければ、その本を通した時代への光の当て方がより深まり、映し出される時代のフラッシュバックとともに、個人的体験なども思い出させて、文字間、行間から溢れてくるものへの思いが止まらなくなる。
その本をどう読むか、その本を読んだ時代に何があったかが、この本の中で次々に紹介されていくのを読んで、平成の長さと短さを同時に感じた。
30年は、一つの時代というには短く、一人の人生にとっては長い。
その絶妙な期間であった平成が、昭和という多様で長い時代の影響を受けつつ、デジタル化への急激な切り替わりを反映した、見事なまでの時代の転換点であり、それが令和にどのような影響を与えながら終わったのか、ということを、その時代に発刊された本の内容からも知ることができる、見事な本だった。
紹介されている50冊の中で私が読んだ本は、実は1割程度かもしれない。
この30年に読んだ本が50冊以下だったわけではないが、どうも、こういうところに選ばれないような本ばかり読んでいたようだ。
岡ノ谷先生は他にも書評委員を長く務められていて、こういう書評本もある。
他にも専門領域のことを一般向けに書いた本も多い。
〈生きもの〉 ハダカデバネズミ?女王・兵隊・ふとん係 (岩波科学ライブラリー)
- 作者: 吉田重人,岡ノ谷一夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2015/01/01
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最後に、岡ノ谷先生のご専門領域の講演も貼っておく。
【散歩】三国志展に行ってきた
8月3日は、妻の誕生日でして、それが土曜日に当たるというのもなかなかない機会だということで、上野の国立博物館で開催中の三国志展に一緒に行ってきました。
妻はなかなかの三国志好きで、さらに漫画好きです。
その組み合わせとくれば、横山光輝ではなく、こちらの本になったりして。
孔明のヨメ。 コミックセット (まんがタイムコミックス) [マーケットプレイスセット]
- 作者: 杜康潤
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2012/06/07
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さらに、こんなものも読んでいたりします。
孔明たずねて20000キロ 中国トツゲキ見聞録 (2) (ウィングス・コミックス・デラックス)
- 作者: 杜康潤
- 出版社/メーカー: 新書館
- 発売日: 2014/08/23
- メディア: コミック
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私も借りて読んでいるのですが、杜康潤さんの三国志愛は果てしないです。
そのコミック最新刊の巻末にも出てくるのが、この三国志展。
10万人を超えたというブログもありましたので、
さぞや大混雑かと思いきや、連日のあまりの暑さのせいか、この日は11時30分という真っ昼間には空いていました。
この平成館の前に列ができていないのは久しぶりに見ました。
中は程よい混み具合で、展示を堪能できました。
この展覧会の特徴は何と言っても撮影し放題。
そして展示のメインは、この関羽像でした。
最近の研究成果として、曹操の墓や曹操の甥の墓などが21世紀に入って見つかったのが中心の埋蔵物の展示だったので、展示は小さいものも多く、割と地味目。
それを、横山光輝の漫画三国志の原画と、コーエーテクモの真・三国無双とNHKの人形劇「三国志」の川本喜八郎の人形で補った感じでした。
この人形が、人形浄瑠璃風に扱うものだから、結構大きくて見応えがあります。
あとは、入った途端に驚かされる、この展示。
赤壁の戦いで、孔明が10万本の矢を調達する話を思い出します。
まさに、その時の矢を撃つ道具である「ど」の解説のための展示です。
みなさん写真撮りまくりの場所でした。
音声ガイドが、吉川晃司版と真・三国無双版がありまして、当然、オタクが入っているオクサマーは、こっち。
コーエーテクモ全面協力なので、こんなコーナーもあります。
画面の前に立つと顔写真を誰かと合成してくれるんですが、なかなか微妙な感じでした。
じっくり2時間かけて見学し、そのあとは本館へ。
本館も見所が多く、特に、現在は、面白い展示が多いです。
寺好きの我が家のお目当は、こちら。
こちらはもう少し多くの展示物が見たかったかも。
東京国立博物館は、とにかく常設も素晴らしいし、この常設の中の特別企画で意外とすごいものをやっているのです。何と言っても国宝の山ですから、それを見るだけでも眼福です。
是非、特別展で帰らずに常設展を見ることをお勧めします。
今回三国志は、事前勉強すると楽しいかもしれません。
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【ポケモンGO】ポケモン自己分析やってみた
【食】今年も始まる神田カレーグランプリ
昨年から会社が神保町になり、都心の行事にも参加しやすくなったのですが、中でも神保町にある会社だから参加しやすいのが、このイベントです。
今年の8月1日から始まるそうです。
神保町を中心に、神田駅近くから飯田橋や水道橋の方まで千代田区にある508店舗が参加するという122日間に渡る一大イベントです。
カレー店とありますが、カレー専門店だけではなく、喫茶店や居酒屋、ホテル、レストラン、蕎麦・うどん店、ラーメン店なども参加し、カレーの種類もタイ風、インド風、日本風、カレーラーメン、カレーうどん、などなど、まさにカレーの祭典。
スタンプラリーは104店舗が参加し、5コースを設定してあり、1コース制覇で神田カレーマイスター、全5コース制覇すると神田カレーグランドマイスターとしてニンテン賞がもらえ、他にも副賞として商品券やお食事券がもらえます。
わたし的には、この店に行かないとならないので、コースも決まってくるなあ。