吉原歴史めぐりに行って来た:明日(13日)は江戸吉原花魁道中があるらしい
日曜日(7日)に浅草からめぐりんに乗って吉原に行って来た。
吉原といっても怪しいことではなく、古い地図(昭和30年台)を見ながら売春防止法制定前の吉原の名残を探す旅だ。
見返り柳から衣紋坂を通って、大門が有った場所には昔と変わらぬ場所に、番屋ならぬ交番がある。
その手前を右に曲がって少し行くと、吉原公園がある。
今年、この場所での最後の桜が咲いていた。
手前の道路との間に1m以上の高低差があるのは、この道路が昔の吉原を囲っていた堀を埋めてできたものだからだ。
こういう現代に残る面影を探すのが今回の旅の目的。
例えば、この公園は、江戸時代の大店「大文字楼」の跡地。
実は、このあたりの道路や区画は、江戸時代からほとんど変わっていない。
大店が有ったところは、区画が大きいので大型マンションに、小さなところは分譲住宅になってしまったところが多い。
もちろん、知られているようにソープランドも現存するが、その数は激減しており、風適法の改正で客引きも出来ないから、歩いていると店の入り口から声をかけてくるくらい。その黒服のお兄さんたちも、すっかりお年を召していたのが悲しい。
>現在は条例の改正によってソープランドの特例処置は台東区千束四丁目の16番から32番、41番から48番に限られている[6]。
>2006年の法改正では、街頭での客引きが禁止された。
歩いてみると、アチラコチラに駐車場があり、店だった場所を探すのが難しいくらい。
昔ながらの居様が素晴らしい桜鍋の「金村」さん。
裏道を歩くとユニークな昭和初期の建築が一部残っている。
今回は、こういうおもしろ建築を探す旅だったので、かなり満足。
吉原神社にお参りして、
歩く疲れたので三島屋さんでちょっと休憩。
焼きそばは300円。今川焼きは80円と言う庶民価格は健在。
そして、観音様にご挨拶。
関東大震災の時に遊女が焼け死んだ池の跡地に立つ観音様はこの土地の不幸を見つめてきた証人。
この祠の装飾は芸大生たちの手になるもの。
多くの人がお参りしている。
そして、近くのお店で休憩すると、花魁道中の練習を終えた皆さんが打ち上げ中。
今年も、浅草で花魁道中が行われるとのこと。
浅草観音うら 一葉桜まつり 江戸吉原おいらん道中
詳しくはサイトを見ていただきたいですが、今年はフェイスブックページもあるみたい。
地域の方々が保存に乗り出した花魁道中は、まさにこの週末、明日に迫ってます。
ぜひ訪れていただきたいものです。
「江戸吉原おいらん道中」を披露。東京都・浅草で「一葉桜まつり」開催
東京都台東区の浅草寺北側の「観音裏」にある一葉桜・小松橋通りでは、「一葉桜まつり」を4月13日に開催。
「江戸吉原おいらん道中」が披露される。
同催事は2003年の江戸開府400年を機会に、観音裏の小松橋通りを中心に、一葉桜(八重桜)を植樹したことから始まった。
毎年4月の第2土曜日に開催されている。
当日は、一葉桜(八重桜)が並ぶ小松橋通りを中心に、10時30分からスタートする小学生によるパレード、12時からは「街角ステージショー」が開催されるほか、模擬店やフリーマーケットなどが出店されるとのこと。