新宿三光町日乗

見かけたもの、出かけた場所、食べた料理などを写真中心に

【散歩】門前仲町から清澄白河を江戸散歩してきました。

夏に浴衣で散歩するというイベントを、馴染みのバーの常連さん達と行なってます。

一昨年は、浅草・合羽橋

fujita244.hatenablog.com

その前の年は蔵前・両国。

fujita244.hatenablog.com

去年は日程が合わなかったんですが、今年は実施できました。

12時過ぎにお店に集合して、浴衣を自分で着られない人に着付けてあげたりして総勢9人でスタート。

https://www.instagram.com/p/B0Hyq_UgHsU/

今日のスタイル

まずは電車で門前仲町へ。

https://www.instagram.com/p/B0H7cpzA9Kp/

本日はこの辺から始動

深川不動の参道からスタートです。

どら焼きを買い食いしたり、小物の店に目移りしたり、なかなか進みません。

13時からの護摩祈祷になんとか間に合いました。

https://www.instagram.com/p/B0H8UPZAlyq/

お詣り

fukagawafudou.gr.jp

護摩は古代インドの儀礼「ホーマ」を起源とする真言密教の秘法です。ご本尊不動明王のご宝前に設けられた護摩壇にさまざまな供物と、私たちの煩悩を象徴する護摩木をくべて、ご本尊に捧げます。燃えさかる火炎は不動明王智慧そのものであり、煩悩を清らかな願いへと高めて成就させる力を持つといわれています。

深川不動成田山別院として元禄時代に創建されています。

深川不動堂は、千葉県成田市にある大本山成田山新勝寺東京別院です。古くより「深川のお不動様」と親しまれて参りました。その開創は元禄16年と伝わり、成田山の御本尊を江戸に奉持し特別拝観したことに始まります。

この成田山のお不動さまを江戸に持ってくるという マーケティング成田山の名声を文字通り不動のものにしたというあたりも面白い話なのですが、それはまたどこかで。

護摩祈祷を見聞きして、不動堂の内部を見学します。この内部はまさに仏教テーマパーク。四国八十八箇所巡りができるとか、日本画家の書いた天井画があったりとか、見所がたくさんあります。

一回りしたらば、隣の富岡八幡宮へ。

https://www.instagram.com/p/B0IEoywgJQ5/

こちらもお詣り

近年色々とあった八幡さまですが、やはり素晴らしい場所ですね。

www.tomiokahachimangu.or.jp

こちらも参道から駅前の方に戻って、次の訪問先へ歩きます。

途中、ポケモンGOハリーポッターも忘れずにやってます。

次は、深川の閻魔さま。

門前仲町から清澄白河に向けた清澄通り首都高速をくぐって、葛西橋通りを超えたところにあります。

koto-kanko.jp

https://www.instagram.com/p/B0IJ0OJA17f/

閻魔堂に来てみました。閻魔様に一言いただきます。

こちらは、ハイテク閻魔さまが有名で、右下の閻魔さまの前にあるご利益ボックスにお賽銭を入れるとひとしきりご法話があります。

そのご利益の多いこと。

https://www.instagram.com/p/B0IKedfg1nh/

ご利益色々

ぼけ封じとか、いじめ除けとか現代的な現世利益も多数ご用意しております。

といってもいかがわしいものではなく、江戸時代に創建されたお寺での歴史と伝統に裏付けられたハイテクと言えます。

tokyo-trip.org

閻魔さまのいらっしゃる部屋の中がまたポップで素敵です。

極楽に行けそうですね。

閻魔さまとお別れし、さらに清澄通りを北上すると仙台堀にかかる海辺橋のたもとに芭蕉の像が現れます。ここが門人の杉山杉風の別荘でここから「奥の細道」の旅に出たとか。

koto-kanko.jp

橋を越えると左手の公園が清澄庭園の公園部分です。ここで休憩し、喫煙者は一服。

www.tokyo-park.or.jp

ですが、雨が心配だったので、庭園には入らず深川江戸資料館へ。

今回のお目当の一つです。

www.kcf.or.jp

ここの展示が思いの外良かったです。さらにボランティアガイドの方の説明も丁寧で、大変ためになりました。

深川江戸資料館は、江戸時代末期、天保年間頃の深川佐賀町の町並みを想定復元した「情景再現、生活再現展示」です。

町並みには、表通りの大店と白壁の土蔵、船宿のたたずまい、そして猪牙舟の浮かぶ掘割には火の見やぐらが影を落としています。一歩路地を入れば長屋が並び、そこには庶民の暮らしがあります。

時代や場所だけでなく、そこに住む人々の家族構成や職業、年齢までを細かく設定し、それぞれの暮らしぶりにあった生活用品を展示してあります。

 解説が書いてないので、細かいところまで再現されている展示を知るには、やはりボランティアガイドさんの語りが重要でした。江戸の暮らしの説明を流暢にしてくださいました。

また偶然ですが、企画展が大好きな杉浦日向子さんのことでした。

www.kcf.or.jp

46歳で亡くなった杉浦さんは生きていれば60歳だそうです。

江戸風俗研究家や漫画家、文筆家などと様々な肩書を持ち、NHK「コメディーお江戸でござる」でもおなじみの杉浦日向子さんは、
ときに「江戸からの旅人・タイムトラベラー」などと評されることがあります。亡くなられて今年で13年。ご存命であれば還暦を迎えて
いました。 

生前に杉浦さんにお目にかかることはありませんでしたが、作家の石川英輔さんに原稿をお願いした際にご自宅で杉浦さんの話をしたことを思い出しました。

 

この企画展は思いがけない出会いになりました。

 

 

 

お江戸でござる (新潮文庫)

お江戸でござる (新潮文庫)

 

 

 

杉浦日向子全集 全8巻セット

杉浦日向子全集 全8巻セット

 

 そして、ガイドさんの名調子を堪能しているうちにいい時間になり、大江戸線で両国へ移動。

17時に予約してあった食事に向かいます。

 

こちらで、飲み放題付き5000円(税別)のコース。

  • 【1】そば味噌
    【2】そば豆腐
    【3】季節のそば
    【4】おまかせのそば料理
    【5】そば屋のおつまみ盛り合わせ
    【6】鴨料理の逸品
    【7】旬の天ぷら 
    【8】せいろ盛り
    【9】自家製そばアイスクリーム

美味しくいただきました。

若者にはちょっと少ないかもしれませんが、私たちにはちょうど良い塩梅でした。

土俵の前で記念写真を撮ったりして、新宿へ帰りました。