【散策】漱石山房記念館に行ってきた
ふと気がつくと10月に一本も記事を書いてませんでした。
いけませんね。
2017年10月は、雨が多かったこともあって、あまり出かけていませんでした。
そうなるとあまり面白いこともないので記事が減ってしまいますね。
そんな中でも晴れた日に新宿区立漱石山房記念館に行ってきました。
同じ新宿区といっても、私の家から歩くと1時間ほどかかります。
文化センター通りから抜弁天に出て、医療センター、戸山公園の横を通って、早稲田通りまで出ます。早稲田駅から神楽坂の方に向かって歩いていくと、夏目坂を越えた先に、こんな標識があります。
ここから早稲田通りを外れて細い道に入ってしばらく行くのですが、こんな感じ。
時々思い出したように足元に猫がいます。
猫に導かれて、立派な建物を発見。
漱石先生もお出迎えです。
ここが平成29年9月24日に開館した漱石山房記念館です。
新宿区は、夏目漱石が生まれ育ち、その生涯を閉じたまちです。漱石が晩年の9年間を過ごし、数々の名作を世に送り出した「漱石山房」のあった地に、漱石にとって初の本格的な記念施設を整備します。
記念館の基本方針にあるように、この場所は、明治の文豪夏目漱石が亡くなった時に住んでいた邸宅があった場所で、その家が、漱石の生前に弟子たちから「漱石山房」と呼ばれていたことから、 名付けられました。
建物の中には、その漱石山房の一部を再現しています。
ガラスの中に見える回廊と部屋がその再現スペース。
書斎と居間を夏目家から寄贈されて残っている資料から再現したものです。
中に入ってみましょう。
カフェスペースがあって、そこだけ利用することもできます。
さらに導入展示も無料で見られます。漱石の生涯や作品などを解説したパネルがあり、それだけでも十分楽しめます。
常設展示は入場料300円。漱石山房の再現スペースから始まって、2階には書簡や初版本なども展示されています。
夏目漱石とその門人たちについて、改めて感心しながら拝見しました。
知っているようで、そういえばよく読んだことがないかもしれない夏目漱石。
読んでみようかなと思ったりします。
新宿区って広いなと改めて思ったりして。
夏目漱石に想いを馳せて、秋の夜長を読書というのも良いかもしれません。
【記録】iPhone8Plusに機種変更しました
アイフォーンは2年おきに買うタイプです。
5Cの次は6SPlus、そして今回8Plusへとステップアップ。
64Gのシルバーにしました。
これは同種のものをアップルストア銀座で撮影したのですが、
写真だとわかりにくいかもしれません。以前の6Sもシルバーだったのですが、しっかりメタル感のあるシルバーでした。しかし、今回は、素材がガラスになったこともあると思いますがシルバーといってもほとんど白に近い、乳白色とか薄いグレーのような色です。
そして、この背面のガラスの触り心地がすごくいい。
何もなしで持っていたいのですが、値段も高いですし、傷対策でカバーは必須でしょう。それと、レンズが出っ張っているので、引っかからないようにするにもカバーが必要だと感じました。
純正のカバーを買いにアップル銀座に行きまして、前回はシリコンだったのですが、今回はレザーケースにしました。色もレザーらしい茶色。
この写真は純正のカメラアプリの写真。
今回搭載されたポートレートモードで撮ると、こんな感じ。
背景のボケ感がすごい。
しかも望遠側を使うので画角が変わります。
これをPROCAMERAアプリで撮影すると、こんな感じ。
変化しているのがわかりますか?
純正カメラアプリよりもPROCAMERAを主に使ってきたんですが、今回の純正アプリは前よりも良くなっている気がします。
基本的にハードとして解像度なども上がっているので、写真がさらによくなりそうな予感。
ますますアイフォーンだけでよくない?という感じになりますね。
処理速度などはゲームもしないしよくわかりませんが、サクサク動いてる感じです。
iPhoneXにしないのかという声もありますが、それは2年後で良いかな。高いし。
私はau利用者なので、今回、ネットで予約してauショップに取りに行ったのですが、受付で担当してくれた千葉さんが大変良い方で、色々相談して、予約時と契約内容を変えたり、本体も分割にしようかと思ったのですが、色々割引もつけたので一括払いにしました。
まえの6SPlusは下取りし、auwalletのポイントを本体購入に充てました。それでも8万円くらいですね。
契約内容もLTEプランからスーパーカケホの5Gに変更。私の場合、だいたい毎月3Gから4Gなので、契約プランでいうと3Gでは足りないので5Gにしました。これも、ピタットプランの5Gとの比較などをしっかり店頭でしてくれたので、パッと見はピタットプランの方がお得な感じなのですが、テザリングとか毎月割とか、色々見比べてシミュレーションすると、スーパーカケホの方が安いだろうということになったわけです。
それにしても、携帯電話の契約内容はますます複雑にわかりにくくなってますね。
店頭でもわからないことを何度も本部に問い合わせて確認してくれた結果、今回のプランに落ち着きました。
わかった気にならず、店頭で納得いくまで相談してシミュレーションして見比べてというのをやった方がいいですね。
auなので、色々問題もありそうですが、まあ大丈夫でしょう。
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【芸術】芸術の秋なので日本橋で満喫してきました
木曜日ですが妻が休みだったので、一緒に日本橋三越あたりに行ってきました。
お目当は二つ。
一つ目は、三井記念美術館で開催中の「驚異の超絶技巧」展。
三越の隣にある三井本館の中にある三井記念美術館はなかなかユニークな展覧会を開催することが多いのですが、今回の「超絶技巧」は2014年開催の時も行きましたが、まあ、驚きの連続です。
出品目録はこちら。
冒頭に撮影可の展示物が二つありまして、これを見ていただくのがわかりやすい。
これは、生花を型にしてアルミを流し込んで作ったものを組み合わせた作品。
現代作家のものです。
そう、今回の特徴は明治の超絶技巧の作品だけではなく、現代作家のものも展示していること。明治期のものが輸出用の工芸品だったのに対して、現代作家のものはまさにコンテンポラリーアートなのですが、その背景に脈々と流れる技術の命脈のようなものを感じます。
明治期のものは、京都の清水三年坂美術館の収蔵物が多いです。
その特徴は2014年の展覧会の時の村田館長のインタビューがわかりやすいと思います。
この明治期の七宝や牙彫(象牙の彫刻)などの凄さは実物を見ていただくしかないと思います。こればかりは、写真ではその細かさというかスケールがわかりにくいのですね。
実に細かい、という一言の中にある「細かさ」が半端ではないのです。
そして、自在については、動画で見ないとわかりにくい。とにかく本物のように「自在に動く」よう組み立てられた作品が「自在」なのです。
蛇や伊勢海老などを細かいパーツを組み合わせて動くようにしてあるので、これはフィギュアやおもちゃの世界でも動くものが好きな人にはたまらないのではないでしょうか。
まさに日本人が好む細部に宿る技術の集約が超絶技巧工芸作品なのです。
そして、それらの明治期の牙彫や木彫に見られるスーパーリアリズムを現代に再現している作品がたくさん展示されていて、これがまた驚きです。
総じて言えば、硬いもので柔らかいものを再現するとか、異質の質感を表現するというものになるでしょうか。金属や象牙や鹿の角、木材で動植物の滑らかさ、柔らかさなどをまさにリアルに表現しています。自在では、蛇の骨というさらに高度なものを作っています。
一番若い作家は平成元年生まれ。まさに現代の作家による作品なのです。
会期は、12月3日まで。着物で行くと300円引きになります。
もう一つは、日本橋三越の三越劇場で開催された三越落語会。今回が第599回ということで次回は600回ですね。
1953年に第1回が開催されたというのですから、64年掛の600回。
いわゆるホール落語という寄席以外の落語会の先駆けとも言えるものだそうです。
今回はトリがさん喬で、前座の後、順に以下の通り。
瀧川鯉橋「元犬」
三遊亭遊馬「大工調べ」
古今亭菊之丞「百川」
休憩
林家正雀「紙屑屋」
柳家さん喬「浜野矩随」
6時開始で終了が9時ということで、たっぷりと本格落語を堪能しました。
それぞれに色の違いがあって、しかもみなさん見事で、楽しかった。
特に正雀が紙くずをよりながら本が出てきたと言って、いろいろな芸事を見せるのは秀逸で、いつもよりたっぷりだったんじゃないでしょうか。都々逸、浄瑠璃、義太夫、歌舞伎の声色(歌右衛門)、自らの師匠である彦六の声色と芸達者でした。
鯉橋の「元犬」は下げがソフトバンクのお父さん犬の出自、という現代風、遊馬の「大工調べ」は「細工は流々、仕上げをごろうじろ」というキーワードを説明することで、下げの「調べをごろうじろ」がわかりやすくなるという工夫、菊之丞の「百川」は日本橋という土地に実際にあった料亭の話なので馴染みやすく、爆笑編の正雀の後に、さん喬が人情噺をしっとりと聞かせて終わるという構成も見事な連携でした。
それにしても三越劇場に来るといつも思うのですが、会場のお客さんの年齢が高い。おじさんじゃなくておじいさんばかり。それだけに、歌右衛門と彦六の声色に大受けしたり、ソフトバンクのお父さん犬の下げがイマイチだったり、会場の客層で落語の受け方も変わるものだと感心します。
客層は大事ですね。
秋の1日、たっぷりと芸術を楽しんできたのでした。
【食】教えたくない中華そば:光来
最近、ハローワークがある新宿西口に行くことが多いので、西口で食事することが増えました。
小滝橋通りのラーメン激戦区も良いのですが、もう年齢も年齢なので、もう少しさっぱりしたラーメンが食べたい(結局ラーメンかよという声が聞こえますが)。
そこで見つけたのが、この店です。
[gnavi:593913:detail]
この醤油ラーメンというよりも中華そばという言葉がぴったりなルックス。
醤油ラーメン400円
何と言ってもナルトがいいですよね。
青物もほうれん草というのがまた私好み。
あと、味玉ではなく普通のゆで卵というのもナイスです。
これにチャーシューを増やしたり、ワンタンを入れたりするのもありです。
後日、味噌ラーメンも食べてみました。
味噌ラーメン480円
こちらは茹でもやしが入った東京の味噌ラーメン。
札幌の味噌ラーメンとは味噌も違う気がします。
スープは醤油と共通ですが、味噌のコクでより旨味が出ているように思います。
毎日でも食べられそうな常食にしたい中華そば。
丼一杯に渾身の思いがこもった1000円くらいするラーメンも嫌いじゃないですが、最近、そういうのは、心身ともに重たく感じられる気がするのです。
店主の鼻息が吹いてそうな湯気の向こうにある原価の高そうななんかいろんなものが入っているスープよりも、きちんと丁寧な仕事をした上で、毎日食べられるような良心的な値段を実現する適度な鶏ガラと野菜のスープ。
そんな一杯に心寄せたくなる昨今でございます。
ただでさえ混んでいるのであまり教えたくないのですが、ミイルの写真を見た方からリクエストがあったのでエントリにして見ました。
- ジャンル:ラーメン
- 住所: 新宿区西新宿7-14-12
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- (写真提供:一老太)
どうも、お取り寄せで色々出しているみたいです。
確かに店頭で万頭もやってたなあ。
ラーメン以外も美味しそうなので今度挑戦して見ましょう。
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- メディア:
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【旅】新潟市内を散策してきました:その2建築編
新潟観光の続きです。
萬代橋を渡り、古町を越えて、さらに北上。
道が坂に行き当たります。
それが、ドッペリ坂。
新潟は信濃川の影響で平らなイメージがありますが、実は海側が盛り上がっていて、そこで急に坂になるのです。
詳しくは、こちらの本に書いていると思う。
坂の手前には異人池と呼ばれる池があったそうです。
写真に写っているカトリック教会は今でも残ってます。
砂丘による荒廃した土地だったのが、明治に入り、この周辺には中心街から料亭が移ってきたり、財界人の別荘などが立てられます。現在は、そうした建築物が、文化財として残されている地域になっています。
その一つが、坂口安吾の記念館「風の館」。今回の御目当ての場所です。
本市は平成17年2月に、坂口家から本市出身の作家坂口安吾の遺品・所蔵資料の寄贈を受け、8千点に及ぶ寄贈品の分類整理を実施しました。
平成21年7月から、坂口安吾の生まれ育った中央区西大畑町にあり、周辺には坂口安吾の生誕碑・詩碑や他の文化施設が立ち並ぶ旧市長公舎を活用し、遺品・所蔵資料等の調査研究を進めるとともに、様々なテーマによる展示を行いながら、新たな坂口安吾の魅力を発信していきます。
また、政令指定都市・中核市の中で現存する最古の市長公舎といえる建物の和室部分と、平成4年に造られた新潟を代表する現代庭園の一つと言われる庭園を公開します。
素敵な日本家屋に日本庭園でした。
安吾の写真で気に入ったのは、このゴルフスイング。
坂口安吾は、坂口家の五男で、父親や長男は新潟マスメディアを作り上げた人たちで後年衆議院議員なんかになっている名家の生まれだったんですね。
暗い少年時代で「暗五」と言われたところから「安吾」になったらしい。
そういう意味では、太宰治と気があったというのは育ちが似ているところから、ということもあったのでしょうか。
戦前から執筆してますが、やはり、安吾といえば戦後の有名な2作ですか。
安吾の生家も近くにあったそうですが、今は残っていないため、すぐそばにある新潟大神宮に碑が立てられています。
そのほかにも周辺の建築物を巡ってきました。
病院から写真館になった建物らしいです。
旧斎藤家別邸は国指定名勝として入場料300円。
庭園が素晴らしい。
隣には、江戸時代からの料亭・行形亭(いきなりや)(行形亭 - Wikipedia)
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手前には、北方文化博物館新潟分館、また新潟市美術館なども近くにあります。
今回は時間がなくて寄らなかったんですが、次回は訪れてみたいです。
この後は、大通りに出てバスに乗り新潟駅へ。
新潟駅周辺では、この場所が気になっていました。
中でも、500円で5杯(5口)の利き酒ができるという。
この後、サイエンスカフェ新潟なので日本酒の匂いをさせていくのはまずいと利き酒はしなかったのですが、圧巻の場所でした。
お土産品も充実していて、ここで色々お菓子を買って帰りました。
味噌などの発酵食品やドリンク系も気になったし、爆弾おにぎりもうまそうだったなあ。
是非また訪れてみたい場所でした。(終わり)