新宿三光町日乗

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【アート】草間彌生展を見に国立新美術館に行ってきました

金曜日に半休を取って新宿から乃木坂の国立新美術館まで歩いて行ってきました。

もちろんポケモンのためですが、それよりも途中で思ったのは時代の変化。

国立競技場の工事中の前を通り、ホープ軒がまだあることに安堵し、霞ヶ丘団地がなくなっていることに時代に翻弄された人たちを思い、外苑前で景色が変わっているのを感じ、青山墓地あたりでバブルを思い出し、学術会議の横を通って、新国立美術館へ。

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入り口から草間彌生の世界が始まっています。

チケット売り場に並んだのが10時ちょうどくらい。

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開館時間でよかった。あっという間に長蛇の列。

特別展の会場に向かいましたが、実は、新国立美術館の中に入ったのは初めて。

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今回の展覧会で素晴らしいなと思ったのは、最初の部屋がスマホで撮影可能なこと。

 SNS時代の美術展の在り方かもしれませんね。

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でも、それが実現できたのは、この壁一面の連作が、全て個人蔵(草間さんのもの)だったからだそうです。展覧会のために美術館から集めたものだと、やはり権利問題の解決が大変で、撮影可能にはできなかったかもしれないと伺いました。

それでも、この企画を実現した主催者は素晴らしいと思います。

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こうしてスマホで撮っても、誰かが写り込んでしまうわけで、その人たちの肖像権は誰が解決するのか。私もこれ解決してません。問題がある人はお申し出ください。

でも、やっぱり写真をインスタやツイッターにあげたいじゃないですか。

これは、そういう人が世界中から訪れる美術展になると思います。

それだけに、国立新美術館の英断に感動すら覚えます。

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この説明板の右下のQRコードを撮影すると韓国語とか中国語の説明板が現れるそうです。そういう技術もあっていい。

当然、展覧会の中は撮影不可。でも散々撮った後だと、満足して写す気も起きません。

人の気持ちって、そういうものだと思うんです。

 

展覧会場の絵画は、草間彌生が少女の頃に画家を目指した頃の作品から、初期の作品、NYでのハプニングを写した映画など、まさに全人生の回顧展。

彼女の技術の高さ、闘争の歴史が見て取れました。

 

そして、屋外の展示されている代表作の立体化である「かぼちゃ」。

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かぼちゃからのミッドタウンにすると現代社会が映し出されるような。

そして空バックだと、別のことが浮かぶような。

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新国立美術館の建物を入れると、また表情が変わります。

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ぜひ、こちらも見ていただきたいですが、中には入れません。

後、スマホ以外での撮影は禁止です。三脚付きとか一眼レフとかはダメだそうです。

 

やっぱりいろいろな気持ちになりますが、最後はパワーを注入されたような気になります。

 

これ見ているだけで数時間過ぎそうですが、寒かったのでランチを食べにヒルズ方面へ。

豚組食堂でとんかつ定食1000円にメンチ300円をプラスして、プチ贅沢。

久しぶりに来ました。メンチは別注

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 良い気分転換になりました。