新宿三光町日乗

見かけたもの、出かけた場所、食べた料理などを写真中心に

【大人の遠足】ワインツーリズムやまなし2017に行ってきた(その7)シャトー酒折〜ドメーヌQ

二日目は、毎回このルートではありますが、シャトー酒折へ。

www.sakaoriwine.com

今回は、善光寺からバスに乗るという暴挙に出たので到着が遅くなりました。

理由はこちら

fujita244.hatenablog.com

先に、酒折でセミナーツアーを受講された先輩たちと合流し、しばし試飲。

ここでは雨の思い出しかないんですが(笑)、今年は見事に晴れました。

いつものように濁りを飲んで、あんぽ柿を試食したりします。

そして、上のショップを冷やかして、時間を見計らって、ドメーヌQへ。

ドメーヌQでの昼食も毎年のことです。

kofuwineport.jp

https://www.instagram.com/p/BbYWaHNlxM8/

ドメーヌQ

今年も会長が大盤振る舞いで試飲を出しまくり、解説を飛ばしまくっていました。

長生きしていただきたいです。

今年も二人キャンセルが出たので、その分がワインに化けました。

ドメーヌQさんのお計らいで泡と赤になりました。

 

前菜のサラダから。

会長の登場を待ちつつ、つまんでいるとご登場です。

毎年、話すことを変えているという会長。今年は白ワインは殺菌作用、赤ワインは滋養増強ということで、ナポレオン軍の行軍ルートの話になってました。

戦中派の会長の元気の秘密はもちろん赤ワインだそうです。

そうそうもう一つ、ピノ・ノワールの話。

ピノ・ノワールにこだわる会長なのですが、ピノ・ノワールブルゴーニュが有名ですが、栽培が難しく、日本で栽培不可能と思われたのを、このブルゴーニュと土壌が近い石和温泉で実現したのがドメーヌQなんだそうです。

そして、ピノ・ノワールとは、黒い松ぼっくりのことだそうです。ふさの形が似ていることから名付けられたのだとか。

ピノが松(英語のパインですね)で、ノワールが黒い。

シャルドネは、フランスでピノブランと呼ばれています。白い松ぼっくりですね。

ピノ・ノワールの語源は、こちらでも説明されています。

kaminoshizuku.jp

どこを読んでも栽培が難しいと書いてあるピノ・ノワールの栽培に成功したわけですね。さすが会長です。

 

そして、いつもながらのエスカルゴ。

さらにステーキ。

相変わらず美味しい。

そしてデザートまで。

満腹です。お味も素晴らしいのですが、いつもながらの会長の話が素晴らしい。

今年は、庭で焼きマシュマロをやってました。

お子さんには好評のようでした。

ドメールQからバスで石和温泉駅に向かい、他のワイナリーを目指す先輩たちと別れ、私は先に失礼しました。

新装なった駅に、こんな装置があってびっくりしました。

ワインの自動販売機的な試飲装置です。

新潟で見た日本酒の試飲装置みたいなものですね。

 新潟の話はこちら

fujita244.hatenablog.com

良い旅でした。(終わり)

 

ピノ・ノワール [2015] ドメーヌQ

ピノ・ノワール [2015] ドメーヌQ

 

  

デラウェアヌーヌーボー2017(ドメーヌQ)

デラウェアヌーヌーボー2017(ドメーヌQ)

 

 

 

【大人の遠足】ワインツーリズムやまなし2017に行ってきた(番外編)甲府観光

明けて二日目なのですが、この日は現地集合でそれぞれ行動することに。

そこで、私は、同宿のT先輩と別れて甲府観光に行きました。

宿泊したのは、このホテル。

www.hotel-fs.com

甲府の中央部、昔の繁華街だったあたりの近くなので便利です。

室内もビジネスホテルとしては十分な広さ。部屋着も無料で貸してくれましたし、アメニティもありました。ヘアドライヤーも部屋にありました。

料金6720円ですから、十分じゃないでしょうか。

 

ホテルを出てすぐに、こういうアーケードのある商店街があります。

御多分に洩れずシャッターが下りている店が多く、昔は中心街だったのでしょうけど、今は駅前なのか、郊外なのか、移っちゃったんでしょうね。

そんな通りを抜けて、市役所の横、舞鶴通りを北上し向かったのは、こちら。

舞鶴城こと甲府城跡です。

甲府にあっても、武田家の城ではなく徳川家が治めていたと思っていたのですが、築城は豊臣政権下だったんですね。

もちろん、武田の残党を睨みつつ、山梨の金山を支配下に置くためと思われます。

明治維新後は廃城となり、北側に中央線が通って削られたり、あまり良い扱いではなかったようです。大正時代に払い下げを受けて県有地になってから修復したんですね。

大正時代に甲府で歴史が見直されるのは、大正天皇の即位に際して、武田信玄従三位を受けるからじゃないかと思うんですが、どうなんでしょう?

武田信玄公 正統の子孫決定の経緯

・大正三年の天皇陛下 即位式典に際し、国の為に功績のあった人物で、まだ表彰されていなかった人物に歴史をさかのぼり贈位の恩典が与えられる事になりました。戦国武将として甲斐国の治水、土木、税法、産業の振興と民政に偉大な功績が有りました今は亡き信玄公に対しまして従三位贈位すると宮内省より申し出がありました。

 この話は武田神社でまた考えます。

さて、甲府城天守台まで登ると、いい天気で富士山もくっきり。

このオベリスクみたいなのは、明治天皇関連でした。

ここから甲府駅に出てバスで石和方面に向かおうかと思ったんですが、前から気になっていた武田神社に行くことにしました。

武田神社甲府駅の北側から一直線に伸びた道路をひたすら登ります。

直線で2キロくらいあるでしょうか? この道は武田通りと言いますし、住所も甲府市武田だったりして、道の途中は武田だらけです。

武田神社のことは、武田神社のホームページから。

甲斐 武田神社

武田神社武田信玄公を御祭神としてお祀り申し上げております。 

 なんと信玄公が祀られているんですね。

建造は最近というか大正です。

大正4年大正天皇のご即位に際し信玄公墓前に従三位追贈(じゅさんみついぞう)が奉告されたのを契機に、ご遺徳を慕う県民に武田神社ご創建の気運が沸き上がり、官民一体となった「武田神社奉建会」が設立され、浄財によって大正8年には社殿が竣工、4月12日のご命日には初の例祭が奉仕されました。

 やはり先ほど甲府城で考えていた通り、従三位の追贈がきっかけなんですね。

武田神社は信玄公の父君信虎公が永正16年(1519年)に石和より移した躑躅ヶ崎館跡に鎮座致しております。この館には信虎・信玄・勝頼の三代が60年余りにわたって居住し、昭和13年には国の史跡として指定されました。 

 今でこそ神社ですが、元は武田の躑躅ヶ崎館。さらに言えば、城跡です。

堀が囲み、土塁が守る様は、この場所が城として建てられたことが見て取れます。

しかし、現代では、そんな物騒な話よりも七五三です。

15日が間近な日曜日ですから、多くのご家族が七五三参り、またお七夜参りに訪れていました。

境内はいろいろなスポットがあるのですが、有名なのは姫の井戸。水を汲んで行く人もいるようです。

あと御朱印が有料なのって、よくあるんでしょうか?

最近多いですよね御朱印帳持っている人。

でも神社にお手間をかけるわけですから有料でもいいような気がします。

武田神社を一周して、さらに歩きます。

信玄公の墓があるらしいので、護国神社の前を通って、信玄の正室が眠る円光院に向かって歩きます。

武田信玄公墓所/富士の国やまなし観光ネット 山梨県公式観光情報

住宅街の中に突然現れます。

元は、信玄がなくなった時に3年伏せろと言われ、その間臣下の屋敷に遺骸を隠しておいたので、その屋敷跡にあった石棺があった場所のようです。

私が行った時に、武田神社から神職が来て何か法要のようなことを営んでおられたので遠巻きにして帰りました。

さて、このあとどうしようかと思いつつ歩いていたんですが、いっそ善光寺まで歩こうと思い立ちます。善光寺に行けば、ワインツーリズムの停留所があって、次に行くワイナリー行きのバスに乗れますし。

ということで、住宅街を歩いて下り(武田神社から駅に向かって坂なので、帰りは下り)、大通りに出たところで左に曲がって、トンネルを目指します。

善光寺はこの愛宕トンネルの向こう側です。

歩いて渡れるか気になってましたが、十分ですね。

トンネルは、まあ、うるさかったですが危なくはなかったです。

トンネルをくぐってしばらく歩くと、ようやく見えて来ました。

地場産業センターのかいてらすの角を曲がります。

www.kaiterasu.jp

善光寺越しに富士山も見えます。ありがたい、ありがたい。

正面に回ります。

https://www.instagram.com/p/BbYMFbRlqcP/

ご立派

いやあ大きい。ご立派という言葉しか出ませんでした。

もともと信玄が、川中島の戦いで謙信と争っていた時に、長野の善光寺のあたりが戦場になって、焼いてしまっては申し訳ないから、こちらに移したという善光寺

甲斐善光寺 - Wikipedia

甲斐善光寺

 それにしても、今見ると本堂内に、ことごとく三つ葉葵が目につくように彫られているんですよね。江戸時代に再建しているからでもありますが、それだけ、徳川が武田の威光を消して徳川家の威光を示したかったのだろうと思います。

バスが来るまで時間があまりなかったので、大急ぎでお参りして、バスに乗りシャトー酒折に向かいました。

朝からここまで歩いた歩数は、以下の通りでした。

 

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【大人の遠足】ワインツーリズムやまなし2017に行ってきた(その6)甲府ぐるめ横丁でジビエを

甲府に戻って、それぞれの宿泊先に一度寄って、現地集合で一緒に夕食です。

今年は、地元のK先輩ご推薦のぐるめ横丁にT先輩が予約を入れてくださいました。

kofu-food.com

甲府ぐるめ横丁は、甲府の中心街にある芳野ビルの1階に店が集まっている人気スポット。

昭和41年に甲府の中心地、かすがも~る商店街に建設された芳野ビルは、昭和40・50年代に一世風靡したグランドキャバレー「Club ROSE」やサパークラブ「ドノバン」を始め、たくさんのスナックや飲食店が48店舗も軒をつらねた、かつては甲府中心地一の夜の賑わいを誇るビルでした。
しかし、近年、甲府中心街の活気は徐々に失われながらも、残る5店舗のスナックの懸命な努力により、芳野ビルは支え続けられてきました。そこに、2015年。山梨を盛り上げたいという熱き店主と個性的なお店が再び集まり、かつての活気がよみがえっていきます。 

いろんな店が入ってますし、シェアスペースならばいろんな店の料理が食べられるようです。

その中で、ジビエのお店にしました。

狭いスペースはカウンターとテーブル1個。そのテーブルも4人でいっぱいです。

スタートは、鹿のスペアリブ。燻製してあるので香りが良くて、噛みごたえがあって赤ワインに合います。

ジビエの燻製

パテ、リエット、生ハム、サラミの4種のシャルキュトリーの盛り合わせ。

これも鹿と猪。

パンチが効いていて美味しかったです。

ワインが、もう少しボディがある奴だともっと合ったかと思います。

ひき肉のシチューだったかな。この辺から怪しい。

ビールも山梨の地ビールだったり、ワインも地元のもの。

urbans-camp.com

 

カウンターには一人で来ているお客さんもいて、狭いからこその良さが感じられました。

ジビエとワインの組み合わせを楽しんで、1日目が終わりました。

(続く)

 

【大人の遠足】ワインツーリズムやまなし2017に行ってきた(その5)ロリアンワイン白百合醸造

中央葡萄酒のセミナーを終えて、もう少し時間があるのでもう1軒。

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こちらは初めて寄りましたが、ここでも個性豊かなワイン醸造家に会えました。

白百合醸造は、昭和13年に創業のファミリーワイナリーです。ロリアン(L’ORIENT)は「東洋」を意味するフランス語で、ヨーロッパに劣らぬ高水準のワイン造りを目指し名付けました。気候、地質ともに葡萄栽培に適した山梨県勝沼町に自社畑を持ち、原料のぶどう栽培からワイン造りまで情熱を持って常に一貫性のあるワインを追求しています。

www.shirayuriwine.com

ワイン造りを説明していただきました。

熱いというか、軽妙というよりもプッシュしてくる感じの喋りで、笑いを挟みつつワイン造りの大変さを語ります。

こちらが珍しいのはワインだけじゃなく、グラッパも作っているそうです。

www.shirayuriwine.com

独特のトークが終わって、ワインの試飲も甲州で。

今年の試飲全体に言えるんですが、どうも水っぽい感じがするんですよね。

こちらのワインがということではなく、2017はどうもブドウ自体が水っぽかったんじゃないでしょうか?今年は雨が多くてブドウが大変だったんじゃないかなあ。

でも、だから全く美味しくないということではないんですよ。サッパリしているともいえるし、出汁に合いそうな感じです。

このあと年数が進んでどうなるかも気になります。

 

さて楽しい時間を過ごして、あとは勝沼ぶどう郷まで帰るだけ。

こちらは、無料バスの停留所もあるので、ここからバスに乗って、初日を終えました。

あとは勝沼からJRで甲府に行ってホテルにチェックイン。

その後の話は、続く。

 

【大人の遠足】ワインツーリズムやまなし2017に行ってきた(その4)グレイスワインでセミナー

さて、その3の最後で時間を気にしていた訳は、14時からのグレイスワインでのセミナーに参加申し込みしていたからでした。

グレイスは中央葡萄酒の商標でギリシャ神話で美を司る女神のことだそうです。

 

1923年に創業。グレイスワインの名で親しまれてきました。現在は、日本で千年以上の歴史を持つ甲州を中心に醸造しています。甲州のワインの品質の向上、そして日本の代表品種としての「甲州」を世界へと広めるための努力を重ねています。土と栽培努力、そして醸造家の信念が一体となったワイン造りをたゆまず続けて参ります。 

 6種類の甲州を飲み比べるというテイスティングセミナー(3000円税込)です。

チケットのデザインが原研哉さんというのも驚きです。

原研哉 - Wikipedia

ワインリストは、1番左から順に

⒈グレイスグリ甲州2016 生産本数66,000本 山梨県甲州  1944円

⒉グレイス茅ヶ岳 白 2016  生産本数15,800本 茅ヶ岳山麓甲州 2376円

⒊グレイス甲州 2016    生産本数45,000本 勝沼町甲州 2700円

⒋グレイス甲州 菱山畑2016 生産本数5,000本 勝沼町菱山地区産甲州 3240円

⒌グレイス甲州 鳥居平畑2016 生産本数4,900本 勝沼町鳥居平地区産甲州 3240円

⒍キュヴェ三澤 明野甲州2016 生産本数3,711本 明野町「三澤農場」産甲州垣根栽培 5400円

 

全部甲州なので、その差は微妙なものだと思いがちですが、これが見事に違うのです。

1番は、一番広い範囲で山梨県内の農家から購入した甲州で作ったもの。自社産のブドウと農家からの購入は5対20で自社農園が2割。勝沼の農園で甲州を作ってワインを作る歴史はまさに中央葡萄酒が切り開いてきたものということで、セミナーでも詳しく説明されます。このワインは、山梨県の名物ほうとうにも合う、鍋に合うワインです。

 

2番と3番は山梨県の中でも別の地域にある自社農園の甲州で作ったもの。茅ヶ岳は明野町にあります。

4番と5番は、同じ勝沼町でも畑が違うもの。2地区のそれぞれ3件の畑を選んで、そこのブドウで作ったもの。明らかに香りが違うから驚きます。

6番は明野の三澤農場での単一の畑で垣根栽培した甲州で作ったもの。2011年から製造され木が若いのでこれからさらに期待できるそうです。

つまり、範囲がどんどん狭くなるわけです。

この三澤農場で垣根栽培に到達したのは、三澤家の一つの到達点。ワインはブドウ栽培からだという醸造責任者である長女の彩奈さんの意見に三澤社長が答えたものだそうです。

いろんな話を伺ったのですが、私が気に入ったのは、甲州ブドウの歴史。

ブドウには欧州系と米国系があり、ワインに使われてきたのは欧州系で、甲州はそのヴィニフェラ(ラテン語でワインのためのブドウ)の一種だと2004年にDNA解析で明らかになった。でも、シルクロードを通って渡ってきたはずなのに、日本の甲州以外にアジアにはヴィニフェラのブドウはないらしい。

甲州が認められたのは、ワイン会の女帝と呼ばれたジャンシス・ロビンソンが2000年に「フィナンシャルタイムズ」に載せた「日本で飲んだ一番良かったワインは「グレイス甲州甲州ブドウのワインだ」という記事だった。

いつも日本でありがちな話だけど、甲州が認められたのは「外圧」だったということですね。さらに2005年にワイン評論家のロバート・パーカーが「甲州・キュベ・ドゥニ・デュブルデュー」に点数をつけたから。

さらに洗練されたのは甲州産ワインのコンサルティングを行ったリン・シェリフ氏の「スクリューキャップ」「和食に合うワインとして繊細さをアピール」「ブランドを安売りしてはいけない」という指導だったそうです。

製造についても、甲州の進化には、メルシャンワインによるシュール・リー製法の導入とその公開があったこと、さらに炭酸ガスの利用による冷却とか、いろいろな製法の進化があったことで、より美味しくなっているのは確からしい。

さらに、海外で学んだ三澤彩奈さんと三澤茂計社長の「良いワインは良いブドウから」という信念に基づいた垣根栽培の導入。

垣根栽培だとブドウが小さくて生食にはならないが、凝縮してワイン向き。

ということで、甲州にかけるグレイスワインの本気度と3代にわたるストーリーがあるのですが、酔っちゃって半分くらいしかわからなかった。

詳しくは、こんな記事でも。

toyokeizai.net

三澤彩奈さんのブログもありました。

grace1923.blog.so-net.ne.jp

 グレイスワインはアマゾンでも買えるようですので、いかがですか?

[Grace Wine]グレイス・ワイン、 グリ・ド・甲州 2016 (白) 750ml 【3本まとめて値】

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