【大人の遠足2018】ワインツーリズムやまなし2018に行ってきた(その10)ドメーヌQ〜石和温泉駅
シャトー酒折で乗り換えたバスの出発時間が12時20分。集合するドメーヌQのレストラン・ボルドーに12時30分につけるかどうかギリギリの時間でした。
結果的には、12時30分から始まるランチにやや遅れて到着も、まだワインが注がれたくらいで食事は始まっていませんでした。
やたらたくさんのグラスが並んでいますが、ここでは、いつもコースに添えられているワインだけではなく、追加のワインをお願いしています。これまでは、欠席者が出た分をワインに変えていたのですが、今年は欠席者0なので、追加ワインをお願いしたそうです。
毎年、このランチでは会長自ら、色々な話をしてくださるのですが、今年は、このブルゴーニュ風の話でした。
ブルゴーニュ風=ブルギニオンとは、料理用語では
エスカルゴの場合はニンニク、パセリを混ぜ込んだバターをのせて焼き上げたもの。
なのですが、ブルゴーニュとエスカルゴの関係は、エスカルゴの好物がブドウの葉で、昔、葡萄畑にはエスカルゴがたくさんいたんだとか。
そこで、エスカルゴをブドウの葉ごととって、食べたからなんだそうです。
流石に、強打しているのはドメーヌQの畑のエスカルゴではないですけどね。というオチでした。
今年は長くなるからと社長(息子さん)に止められているから、と、あまりお話がなかったのですが、まだまだお話が聞きたいのでお元気でお過ごしいただきたいですね。
さて、追加のワインは、シャルドネのブリュットになりました。
白ワインはドメーヌQオリジナルのφ。甲州とピノ・ノワールの白のブレンド。
ピノ・ノワールの白と飲み比べたり。
これが性格が全く違うので飲み比べていて面白かった。
メインは、ビフテキ。
日本で初めて牛肉のステーキを目方売りしたレストランです。
その名は「ビフテキ」。
とても愛されてきました。
牛肉は全て国産牛。
お肉が出てきたので赤。
ベリーAとピノ・ノワールの混合です。
赤ももう一本。こちらは、同じルージュの2014。これはしっかりした印象。
最後にデザート。
デザートには、会長からのサービスでヌーヌーボー。
ヌーボーより早くできるデラウェアで作った新酒。
今年も料理を堪能して、ようやく試飲会場へ。
今年も会長が大盤振る舞いしてました。
会長から教わったのは、この木のこと。
これ虫除けに植えるんだそうです。
小さなワイナリーでピノ・ノワールを中心にワインを作るドメーヌQ。
ここでランチを食べると、今年もワインツーリズムにきたな、そして、これで帰れるな、と思ってしまうのです。
この旅を一緒に過ごしてきた皆さんともここで解散。
シャトー酒折に行って甲府に戻る人、石和温泉駅に向かい、電車に乗る人。それぞれです。いつの間にか、毎年、このワインツーリズムで再会し、健康と無事を寿ぐ、そんな集まりになりました。
昨年は、その無事におわれず参加できなかった方も、今年は笑顔で参加して、さらにまた仲間を誘い輪が広がり、ついに、お子さんが参加して2世代になってしまいました。
大学のサークルの先輩後輩、高校の先輩後輩、いろんな仲間がワインを飲んで笑顔で語る、毎年本当に楽しい会です。
また来年もお会いできますように。無事と健康を祈ります。
さて、バスで石和温泉駅について、駅が違うと思ったのは、初めて北口に着いたから。
南口には、おなじみの足湯もありました。
駅前でお土産を買っていたら急行電車を逃してしまいましたが、急ぐ旅でなし、ゆっくり各駅で帰ります。
みなさん、お疲れ様でした(終わり)
【大人の遠足2018】ワインツーリズムやまなし2018に行ってきた(その9)甲府会場〜善光寺〜シャトー酒折
2日目も快晴。湯村温泉からみんなで甲府駅までバスで移動し、そこで解散。
各々目的に沿って移動し、12時30分にドメーヌQ集合という予定です。
私は、駅前で皆さんと別れ、甲府駅を南へ。
気になる建物を見に行きました。
山梨近代人物館こと県庁舎別館です。
県有形文化財ということで流石に立派な建物です。
入り口を入るとこのゴージャスさ。
階段を上がって、二階へ行くと、仕事を選ばないこの方がいました。
手前のパンダは四川省からもらったんですね。
ところで、なぜ山梨近代人物館に来たかったかというと、明治の甲州財閥がすごいことを知ったばかりか、
山梨近代人物館では、概ね明治時代から戦前までの間、農林業、政治・経済、国際交流、教育、芸術、学術など幅広い分野で活躍した50人の人物を選定しています。
今回、甲州財閥の特別展を開催中だったからなのです。
明治から昭和にかけて、「甲州財閥」と呼ばれていた経済人9名を紹介します。彼らは鉄道や電力など、急速に産業革命を進めるわが国の骨格や動脈となる事業へ積極的に参加していきました。「甲州財閥」が示した高い先見性は、時代が求めるものをいち早く見抜いて実現し、その遺産は現在の私たちの暮らしになくてはならないものとなっています。本県ゆかりの人物たちのあゆみを通して、未来の山梨を考える手がかりとしてください。
錚々たる顔ぶれなんですよね。
錚々たる顔ぶれなんですよね。
小林一三は阪急グループの生みの親なので関西の人かと思ったらば、韮崎市出身。
根津嘉一郎は東武グループの生みの親であり、圏内の小学校にピアノを送っています。
堀内良平は、富士急グループの生みの親。早川徳次は日本の地下鉄の父。若尾逸平は東京電力や東京市電を生み、小野金六は身延線の元になる路線を生んだ。
この沿線パンフの鳥瞰図がまた面白かった。
投機するならば、電気と鉄道といったのは雨宮敬次郎だそうで、この方達が日本の鉄道の草創期に活躍したといって過言ではないらしいです。
展示も簡素ながら実に興味深いものでした。
さて、次はワインツーリズムに戻って甲府会場まで歩きます。
甲府会場は、五味醤油の横。
こじんまりと開催中。
ドメーヌヒデの有料試飲をして、信玄ワインを探しますが、この会場ではなく、近くにあったワイナリーに気がつかず。
ここでばったり、今回一緒にワインツーリズムに参加したS氏に会いましたが、私は次の目当てに向けて歩き出します。S氏はバスに乗って移動中に、歩いている私を見たそうです。気がつきませんでした。
私の次のお目当ては、去年も寄ったけどバスの時間があったのでじっくり見られなかった甲斐善光寺。
当山は、開基武田信玄公が、川中島の合戦の折、信濃善光寺の焼失を恐れ、永禄元年(1558)、御本尊善光寺如来をはじめ、諸仏寺宝類を奉遷したことに始まります。
武田信玄公建立の七堂伽藍は、宝暦四年(1754)門前の失火により、灰燼に帰してしまいました。現在の金堂・山門は、寛政八年(1796)に再建されたものです。金堂は、善光寺建築に特有の撞木造(しゅもくづくり)とよばれる形式で、総高27メートル、総奥行49メートルという、日本有数の木造建築として有名で、重層建築の山門とともに重要文化財に指定されております。
本当に素晴らしいですね。でも、賽銭箱に葵の紋が!
この鐘楼にある鐘が武田信玄が信濃善光寺から持ってきたそのままだとか。
ご本尊は流石に信濃にお返ししたそうです。
武田氏滅亡により、御本尊は織田・徳川・豊臣氏を転々といたしましたが、慶長三年(1598)信濃に帰座なさいました。甲府では新たに、前立仏を御本尊と定め、本坊三院十五庵を有する大寺院として浄土宗甲州触頭を勤め、徳川家の位牌所にもなっておりました。
徳川は武田の復興を恐れて、甲府を徳川直轄にしますから、この善光寺にも葵の紋があるわけですね。
この庭もまた風流です。
信玄が信濃善光寺が戦で焼けたら申し訳ないから、甲斐に持ってきたというのが面白いと思いますね。そして、その後、武田が滅亡しても諸大名に守られてきた。それだけの威厳が漂う建築物でした。
時間がなくなってきたので、甲斐善光寺向かいのかいてらすにあるバス停からシャトー酒折までバスに乗ります。
シャトー酒折で乗り換えて石和温泉駅方面へ行くつもりが、乗り換え時間が合わず、シャトー酒折で30分以上待つ羽目になってしまいます。
毎年寄るので、改めて見る予定ではなかったのですが、ここの見学は時間がある方は行った方が良いと思います。本当に素晴らしい畑とワイナリーです。
時間があったので、ポケモンを進化させていました。(続く)
シャトー酒折 マスカットベリーA 樽熟成 キュヴェ イケガワ 720ml [日本/赤ワイン/辛口/ミディアムボディ/1本]
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【大人の遠足2018】ワインツーリズムやまなし2018に行ってきた(その8)湯村温泉
宿泊は湯村温泉・湯村ホテル。
昨年はビジネスホテルに泊まりましたが、今年はまたお世話になりました。
源泉掛け流しの温泉が評判のビジネスホテルです。
PH8.56 低張性弱アルカリ性 ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉。
泉温45.8度、毎分90リットル湧出。
大浴場と隠し湯の両方に入りましたが、温度の違いもあって楽しいです。
大きくしない理由とは、先代が掘り当てた自家源泉だけを使って、夏でも冬でも通年足し水をせず100%かけ流しでいたいから。
夜は簡単にして、朝6時からゆっくり露天風呂に入るのが好きです。
こう見ると狭いけど、一人なのでちょうど良い感じです。
明るくなる中でボーッとするのがいいんですよね。
実は家でお風呂に入るのは、あまり好きではないんですが、温泉で朝ボーッとするのは好きなんです。特に一人で浸かっているのが良いですね。この日は隠し湯に誰もいなくて一人で堪能しました。
温泉から出て朝ごはんまでの間、街中を散策します。今はポケモンGOもお供です。
正直に言えば湯村温泉は、今や寂れた温泉街ですが、ポケストップもそこそこあって歩いていると楽しいです。
色々と巡るポイントもあります。
少し遠くまで行くと、このお寺がありました。塩澤寺(えんたくじ)です。
歴史ある立派な山門です。
福田山塩澤寺は、(大同3年)808年弘法大師(空海)が開山し。(天暦9年)955年空也上人によって開かれ、後に大覚禅師(蘭渓道隆 1250年頃)により再興されたと伝えられています。
山門前の黒松は、横に30mも伸びています。
山門をくぐり地蔵堂にお参りして帰ってきました。
他にも色々と見所のある湯村温泉は、文豪ゆかりの地でもあり、調べるとなかなかの場所なのでした。
甲府駅からタクシーで1180円だったので、それほど遠くないですし、バス路線も通ってますので、我々も朝は路線バスで駅まで行きました。
甲府駅周辺にはビジネスホテルもありますが、湯村温泉もなかなか良いものですよ。
湯村ホテルの朝バイキングも美味しいですし。
他にもいろんな温泉旅館があります。
お好みに合わせてどうぞ。
【大人の遠足2018】ワインツーリズムやまなし2018に行ってきた(その7)甲府の夜
勝沼ぶどう郷から甲府に移動し、今夜の宿に行く前に1日目の打ち上げとして、甲府の夜を楽しみます。
場所は、去年行った甲府ぐるめ横丁。
去年は、お店でジビエを楽しみましたが、その時、シェアスペースで色々頼むのも楽しそうだなと思っていたので、今年は、その感じにしてみました。
1軒だけじゃなく、いろんな味が楽しめるのが横丁ですからね。
お店はこんな感じ。
まずはビールなどで乾杯。ワインばかり飲んでいると、ビールが飲みたくなるのです。
でもやっぱりスパークリングワインも頼んじゃいました。
そりゃまあ、酵母の泡だからなあ。とか言いながら、次々と飲むわ食べるわ。
これ美味しかったです。
マンズ 甲州 酵母の泡 ブリュット 720ml [日本/スパークリングワイン/辛口/ミディアムボディ/1本]
- 出版社/メーカー: キッコーマン食品株式会社
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料理は、洋風あり。中華あり。串焼きあり。と盛りだくさん。
写真は一部です。
こんな感じで、2時間強飲み食いして、一人3500円で済みましたよ。
この後は、湯村温泉に移動して宿泊。温泉入って、すぐにぐっすり。
翌日に向けて英気を養います。(続く)