朝7時に空港に集合し、夜7時にスタンプラリーを終えた私たちは、ホテルに荷物を降ろし、早速、食事のためにススキノに向かいました。
お店は、アイヌ料理も提供する北海道海鮮和食と道産酒の店「海空のハル」。
店内にチセ(アイヌ語で家屋)を設え、アイヌ文化研究者(アイヌ民族博物館館長)の監修も受けた本格的ながら現代の人にも食べやすいアイヌ料理を提供しています。
これがチセ。
この中で食事もできるそうです。また、アイヌ衣装を着て囲炉裏の前で記念撮影することもできます。
こんな感じ。
この日は、アイヌ料理コース。
■『本日のお通し2点盛り』
■『アイヌ食プレート』
チタタプ、チポロシトにアイヌのお酒「カムイトノト」を付けた一皿!
■『鮭のルイベ』
北海道産の鮭のルイベ!
■『焼き物』
鹿の熟成肉の炙り焼と行者にんにく入りフランク!
■『ししゃもの天麩羅』
鵡川産のししゃも使用!
■『お食事』
季節のご飯にオハウのセット!
■デザート
+生ビール込120分飲み放題付き!
前菜2品
アイヌ食プレート。左から
・チポロシト…アイヌ語で「チポロ」はいくら、「シト」はもち。イモもちの甘さといくらの塩加減が絶妙な美味しさです!
・チタタプ…アイヌ語で「我々がたくさん叩いたもの」の意。その日入荷した新鮮な食材を使用してお作りします。この日は、鮭のチタタプ
・アイヌのお酒「カムイトノト」
お酒は、北海道は米が自生していない地域なので(ブラキストン線をご参照ください)ヒエで作ったもの。
小樽の田中酒造で製造していて、店舗で扱っているのは、この店だけとか。
この製品は、一般財団法人アイヌ民族博物館が実施しているアイヌ文化を「ハブ」として様々なコンテンツへ繋がることを発信する『ルイカプロジェクト』のひとつとしてアイヌ民族博物館監修のもとに神々や先祖への贈り物として、アイヌ民族の儀式に欠かせない伝統的なお酒を、現代に復刻いたしました。
田中酒造のオンラインショップでは買えます。
もちろん、ビールはサッポロクラシック。
鮭のルイベ。
ルイベは凍らせて保存する調理法。アニサキスなどの寄生虫を殺す知恵ですね。
鹿肉の炙りとフランク
鵡川のシシャモの天ぷら
子持ちだというので、私は食べませんでした。鵡川のシシャモはオスが美味いのに。
シャケの炊き込みご飯
シャケのオハウ。
オハウは、アイヌ語で汁物のこと。三平汁の原型のようなものですね。
ゴールデンカムイ では、アシリパさんがいろんなオハウを作って杉元たちに振舞います。その時「美味しい」というアイヌ語が「ヒンナヒンナ」。
お店で出すものなので上品すぎる感じがありますが、実にヒンナヒンナでした。
参加者一同、ゴールデンカムイ ファンなので、みんなヒンナヒンナ言ってました(笑)
大満足のアイヌ料理なのでした。ススキノに行ったらばいかがでしょう?