ある街に行った時に、その街で見るべきところはどこなのだろう。
人によって、その質問への答えは異なるだろうけど、私は博物館好きなので、大概その町の博物館へ行く。
日本では、科学館、美術館、水族館、動物館、歴史資料館、などなど、いろんな名前に分類されてしまうけど、結局は「ミュージアム」だ。
そして、テジョンで見たかったのが「その4」で残念だったと書いた科学館と、ハンバッ教育博物館だった。
ハンバッなのか、ハンバットなのか。
博物館においてあった日本語パンフには「ハンバット教育博物館」とあるが、サイトの殆どは、ハンバッ教育博物館とある。
ハンバッ教育博物館は1992年7月10日に教育部の承認を経て、9つの展示室と3つの展示場、野外展示場そして各種の付帯施設を備えた博物館としてオープンしました。昔使用していた教科書を始め、教育関連図書、教育学習記録、教員学生書状、事務用品など、教育関連の資料を27,000点余り保存・展示しており、学生たちの学習の場としても活用されています。
ハンバッ教育博物館の建物は1938年6月8日に完成しました。大田でもっとも古い建物で、一度も改築されていません。以前は学校として使用されていましたが、韓国戦争(朝鮮戦争)のときには国連と北韓軍が交互に駐屯し、現在も当時の銃弾痕が鮮明に残っています。
ハンバッ教育博物館は大田市文化財資料第50号に指定されています。
もちろん、サイトを見てもハングルなので分からない。
何にしろ、テジョンで最も古い建物で、戦前の日本統治下での小学校であることは間違いない。
入場無料だし、テジョンに行くなら見て損はないと思う。
ただ、展示の説明のほとんどがハングルでかいてあるので、読めないのが残念だけど。
レンガ造りの建物は80年近く前のものと思えないほど美しい。
昔の暮らしを教える外の展示。
入り口で受付のお姉さんに「入っていいか」と目で合図して、中を見せてもらった。
昔の教室の再現。
教室の真ん中にストーブがあるのが寒かった暮らしを物語る。
机の小ささ、オルガンの形、子供の頃の学校生活を彷彿とさせる。
私は北海道で育ったので、やはり教室にストーブがあり、火をおこすのが日直の仕事だった。下手な日直だと、ストーブは昼前に消えてしまい、用務員のおじさんに火をつけてもらうようにお願いしに行くのだった。それも子どもたちが話しあって、日直が行くのか委員長が行くのか相談した。結局、日直が泣くので、副委員長だった私が代わりに行ったのを覚えている。
私は、火を熾すのが上手かったので、用務員のおじさんから道具を借りて自分で熾すのだけど。
そして、給食の食パンをストーブで炙って焼いたり、ストーブの上の湯沸しの中に牛乳瓶を入れて温めたりしたものだった。
韓国の子どもたちもそんなことをしたのだろうか。
博物館(上写真右)の横は現役の小学校(↓写真)だった。
1911年創立のテジョンで一番古い小学校らしい。
校庭では今の小学生が体操をしていた。
号令の合図は、ハングルなのでわからないけど、そのリズム感と掛け声のヤケになっているような大きさが、何だか懐かしかった。
学校の大きさに比べて、体操している子どもたちの人数の少なさに、テジョンも人口がスプロール化しているのだなと感じた。
KTXの駅からだと、駅を出て右側方向に10分ほど歩いた方にあります。