法事で食べたもの
備忘録。
大阪の叔母(妻の叔母)の一周忌で東大阪へ。
改装したばかりの寺は真宗本願寺派でお堂も広く、親戚他40人以上が蓙を引いた広間で低い椅子に座って法事のお経を聞く。
そのまま、お堂で精進落としに移る。
板間に胡座は嫌だなと思うと、仕出し屋さんはお経を聞いた時に座っていた低い椅子にあわせて、御膳を二段重ねにしてセッティングしだした。二段にするとちょうどよい高さで、しかも、1段目のおぜんに食べ終わった皿をおいていけるのでお膳の上が散らからないという目からうろこの工夫がなされている。
年寄りが多いので、正座できなかったり足が悪かったりするわけだが、低い椅子のお陰で違和感なく(パイプ椅子などだどお堂にそぐわない感じがする)読経できる上に、これまでのお膳を二段重値で使うことで新しい設備もいらないという大阪らしい工夫。
朱塗りの箱は、3段重になっている。
上段に焼き魚等。
二段目は煮物。
三段目はお寿司。
茶碗蒸しやお汁は温かいものが出た。
酒を飲まない親戚が多いので、麦酒を一人で飲む。
暑いので飲めてしまうのが恐ろしい。
所変われば品変わるというが、知らない土地の法事や葬式は風習の違いがわかって面白い。
不祝儀だから面白がっていてはいけないのだけどね。