【旅行】庭園が素晴らしすぎる足立美術館編:鳥取とか島根とかその辺りに行って来ました(その2)
米子宿泊して、2日目。
今日は、まず足立美術館に行くことにしました。
米子に宿泊したので、出雲大社は17日に行くことにして、まずは米子から松江にかけての古い神社を見て歩くことにしたのですが、この辺りにきたらば、やはり外せないのは、この庭園が有名な美術館です。
足立美術館(あだちびじゅつかん)は、島根県安来市にある、近代日本画を中心とした島根県の登録博物館。運営は、公益財団法人足立美術館。130点におよぶ横山大観の作品と日本庭園で有名。
庭については、評価が高く
米国の日本庭園専門雑誌『ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング』が行っている日本庭園ランキング(Shiosai Ranking)では、初回の2003年から2012年まで、10年連続で庭園日本一に選出されている
ということで、ミシュラン他多くのガイドにも紹介されているといいます。
でも、場所はとにかく山の中。
隣に安来節演芸館があって、鷺の湯温泉もあるので、ここをめがけていけば、とりあえず安来を堪能は出来そうです。
少し早くついてしまい、周辺をウロウロしたのですが、山中鹿之介(「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」で有名)にゆかりの地だということと月山富田城跡がありました。
廣瀬絣センターの前の大木がいい感じ。
さて、足立美術館に戻って、旅行サイトで入場券は予約しておいたので安く購入しましたが、一般で2200円とややお高い感じがします。
でも、これが決して惜しくない充実ぶりでした。
9時の開館時間少し前についたときは空いていた広大な駐車場が、1時間ほどで変える頃には満杯になる人気ぶりで、関西や九州などからも来ている観光バスが多かったですね。
当然、庭が素晴らしいのですが、ただ美しいというだけではなく、実に手入れが行き届いていて、枯山水の砂の上に落ち葉一つ無いほどです。
さらに、朝一番で見たのと帰り際で、すでに表情を変えているほど繊細で、同じ場所が一日の中でも光の加減で別の姿を見せるので、何度も見たくなるし、いつまでも見ていたくなる庭でした。そして、季節でも違う表情を見せるでしょうから、四季折々にでもきたくなるような素晴らしさで、人気も評判もわかります。
また、その庭の見せ方も、窓を額縁に見立てて絵画のように見せたり、切り取り方がウマイ。
遠くの山並みを借景で利用しているし、庭自体も5万㎡と広大ですから、雄大です。
どこまでが庭で、どこからが借景なのかわかりにくいですが、この滝は借景です。
紅葉がまだ一部でしたが、実に楽しめる庭園でした。
美術品も横山大観や北大路魯山人など一流のものを集めていますし、今回、大観の展覧会中だったので、それはそれで十分楽しめましたが、やはり庭が一番の美術館でした。
新刊には近代絵画もあるそうなのですが、庭でお腹いっぱいでそちらは見ずに先を急ぐことにしました。
次のお目当ては、古い神社です。