理系漫画で有名なはやのんさんからもお祝いファックスが届いたそうです。
日曜日の10日に新潟に行ってきました。
観光については別エントリにしますが、メインは、サイエンスカフェ新潟の100回記念に参加するためです。
第100回サイエンスカフェにいがた「科学書を翻訳するという仕事」
ゲストは翻訳者の斉藤隆央さん。
20年ほどの翻訳者生活で40冊を超える訳書がある方です。
参加に向けて最新刊を読み始めたのですが、まだ1章しか終わってません(泣)
他にも以下のような本があります。
私の記憶にあったのは、この本だったのですが、それ以外にも、あれもこれもと思い当たる本ばかりです。
さて、15時30分からの開始前に、会場に向かいます。
会場は、新潟駅南口左側のプラーカ1階にあるジュンク堂にいがた支店の地下カフェスペース。エスカレーターを降りたところにある受付で500円を払いドリンクチケットをいただきます。
このジュンク堂で100回。ほぼ毎月開催で約10年だそうです。
主催グループの幹事である本間善夫さんは「生活環境科学の部屋」というホームページの運営を始め、分子教材サイト(Jmol版分子の学習帳)や3Dプリンタでの分子模型を使った出前講座などサイエンスコミュニケーション活動を長年継続されている方で、化学コミュニケーション賞2013を受賞されているほか、サイエンスアゴラへの連続出展で10周年記念報告書でもインタビューが掲載されるなど、その分野では知らないはいない方なのです。
私もサイエンスアゴラなどでお知り合いになりまして、以前にも新潟にお邪魔してます。
6年前でした。第48回に参加したんですね。
さて、100回というこの積み重ねは、主催者の本間さんはもちろんなのですが、歴代スタッフの皆さん、そしてジュンク堂の存在も大きいと思うんです。
サイエンスカフェを開催するグループは日本全国に増えていると思いますが、継続できているところは本当に少ないです。その多くは場所の確保という問題にぶつかっています。
来場者から多額の入場料を取るようなイベントではないため、発表者への謝礼/交通費だけではなく、会場費用をどうするかという問題が大きいからです。大抵は会場での飲食で利益が出るような方向になるわけですが、それでも半日確保するのは難しい。
そこをクリアするために、きっとジュンク堂としては集客イベントとして社内で位置付けているのでしょう。場所の問題が心配ないからこそ、本間さんがゲストとの交渉において日程を長期に提示できるし、いろんな調整も可能になるわけです。
それがまた、長く続いた運営の裏側ではないかと想像します。
当日も30名が満員。
ファシリテーターは前回第99回のゲストだった山田健太郎さん。(こちら)
お二人の掛け合いで、事前に寄せられていた質問を中心に進む会の内容は、すでに記したブログがあがっているので、そちらをどうぞ(楽をするやつ)
このブログの方も懇親会に参加されてましたが(毎回感想を書いているそうです)、私も閉会後の懇親会に参加して、新潟のうまい幸と酒を味わい、色々と楽しい話をしてきました。
斉藤さん、山田さんお疲れ様でした。そしてありがとうございました。
本間さん、本当におめでとうございました。心から敬意を評します。
最後に、斉藤さんのお話の中で出てきた、この本が気になっています。
タングステンおじさん:化学と過ごした私の少年時代 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: オリヴァー・サックス,斉藤隆央
- 出版社/メーカー: 早川書房
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これも昔読んだ気がする。
- 作者: フィリップ・プレイト,斉藤隆央
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ファシリテーターの山田さんが自分の人生を変えた本だと言ってました。
- 作者: アンドルー・H.ノール,Andrew H. Knoll,斉藤隆央
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
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斉藤さんの趣味が高じて翻訳したというきのこの本。
- 作者: ピーターロバーツ,シェリーエヴァンズ,Peter Roberts,Shelley Evans,斉藤隆央
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