【大人の遠足】勝手にワインツーリズム2023:その7:二日目は初めての場所へ
(駅の反対側から)
2020年オープンで、甲府城の真横というかほとんど敷地内に立っていて、最上階の露天風呂からお城を見下ろせるという城好きにはたまらないホテルなのです。
チェックイン時に支払いを済ませて、チェックアウト時には、カードキーを機械に読み込ませて出ていくだけでフロントに行かなくても良いという仕組みが、コロナ後と言う感じですね。
朝食は1500円でバイキング形式の和洋なんでもアリなんですが、一つ一つ小皿に入っていて、つい撮りたくなる感じ。
昨年までの湯村ホテルだとお皿に取る感じでしたが、こちらは、ちまちま取っているうちにお盆がいっぱいになる方式です。
朝食券と引き換えに、食事中と書いたシートを渡され、席を確保して御膳で集めてきました。ご飯とほうとうという炭水化物オン炭水化物な感じが甲府なんでしょうね(違う
パンとかコーンフレーク、ヨーグルトなんかもあり、コーヒーや葡萄ジュースなんかもあります。
食べ終わったらば、食事中と書いた札を裏返すと、片付けてくださいという赤い札に変わります。
朝から風呂入って、ご飯食べて満足して、9時に集合です。
今日は、初めての試みで、無料バスに乗ります。
サントリー登美の丘ワイナリーに向かいます。市内からはちょっと遠いので、これまで行けませんでしたが、無料シャトルバスが出来たことをT先輩が発見。
2023年4月1日(土)より、金土日祝限定でJR甲府駅南口貸切バス専用のりばより無料のシャトルバスを運行します。
登美の丘ワイナリーにお越しの際は、ぜひご利用ください!
今年からなんですよ。素晴らしい。
甲府駅を9時30分出発。10時05分ワイナリー着。
10時30分からの葡萄畑見学ツアーを予約してあります。
登美の丘は広い。標高500〜600メートルに総面積150ヘクタールの敷地を誇ります。(基本情報)
japan-wine.direct.suntory.co.jp
その中のほんの一角ですが、見学します。
ボードの前に集合して、見学ツアーの始まりです。
お姉さんが拡声器付きで説明してくれます。
この日は、やや雲がありましたが、富士山から南アルプスまでが見える好条件。
垣根作りの葡萄畑が美しいです。
葡萄が残っている見学コースの畑で、説明が始まります。
葡萄は、この一番下の枝にしかならず、上に伸びている枝と葉っぱは、すべて光合成して栄養を身に送るためなのだそうです。
しかも、1本の幹から伸びる2本の枝を両脇に這わせて垣根造りにしているのですが、冬になって剪定する時は、この枝は切って、翌年に伸びてくる枝を見極めて残すんだそうです。
剪定した枝は、そのまま土壌に戻すのかと思いきや、一度炭にしてから土に混ぜるんだとか。その方がCO2排出量が少ないからだそうですが、微生物に分解させる方が土に良いのではないかと素人は思いがちですが、炭の方が良いらしい。
登美の丘は、目の前に富士山から南アルプスまでが見通せる、登って美しいところから名付けられ、その日照が長く、雨が少ない土地柄で、南斜面で寒暖差が大きいという葡萄造りに適した土地であることから、100年以上前の1909年から葡萄栽培が行われてきたのだとか。
その代表的な品種を一堂に見ることができるのが、この見学コースの特徴です。
そんな葡萄畑の真ん中で、飲むワインの美味しいこと。
登美の丘 甲州 若木園育ち 2020|ワインのみらいjapan-wine.direct.suntory.co.jp
すっきりとした酸味とリンゴにも似た香りが果実感を与えてくれます。
QRコードを読み込んでアンケートに答えると一筆箋がもらえます。
見学ツアーを終えて、ワインショップで試飲するのは、今年の新酒。
この場所もコロナ禍を経て、2022年に大きくリニューアルされたようで、サントリーは去年からFROM FARMというブランディングを始めています。
原材料であるブドウから日本産であるワインを国産ワインから切り離して「日本ワイン」と呼び、畑からワイン作りを進めていくという考えですね。
考え方を伝える展示にも力が入っていて、さらにワインショップ・テイスティングカウンターでの試飲も充実していました。
もっと長く居たくなる場所でしたが、今回はこの辺にして、シャトルバスで甲府駅に戻ります。