1時間遅れでスタートした今年の勝手ワインツーリズム。
ランチを予約してなくてよかった。
ルミエールさんのおやすみ場所をお借りして、買ったワインを開けて、T先輩の手作りおつまみセットでランチにします。
今年は初めて回った年のワイングラスを持ってきました。
これが第1回参加の時のブログです。これから8年経ちました。
そういえばこの時会った原茂さんの看板ワンコは既に亡く、別のワンコがいましたっけ。
ルミエールさんで買った赤ワインやら、原茂さんやマルサンさんで買った(T先輩が)ワイン計3本を開け、葡萄畑を背中に感じて、いい天気の中でランチタイム。
T先輩お手製の燻製をつまみに、実に幸福な時間だったのですが、写真がない。
美味しくって撮るの忘れました。
さて、いい感じにお腹が膨れたところで、手配してあったワゴンタクシーと普通タクシーの2台に11人で分乗。
2時間貸切で合計22000円なので、一人2000円です。大人数だとリーズナブルですね。
向かったのはバスで行くにはちょっと遠い、こちらのワイナリー。
2019年以来です。
ただ、ワインツーリズムではないので、普通に店舗で試飲。
もちろん甲州も美味しいのですが、
デラウェアの新種が殊の外美味しかった。
まさにデラウェアの味なんです。子供の頃食べた懐かしの葡萄の味。
最近人気のシャインマスカットほど甘くないけど、葡萄の味がするんです。
生食では今や人気がなくなって、作っている農家も減ってしまったそうです。
でも、自家製のデラウェアを使ってワインを作っているのは、原点だから。
葡萄の出来は、今年は、ここ数年では良い方だそうです。
雨とか天気とか病気とか、いろんなことがあったここ数年。さらにコロナ禍でも、葡萄の出来がよければ、ワインの出来も良い。そんな巡り合わせ。
タクシーに先に行ってもらって、徒歩で向かったのは、こちら。
こちらも急遽試飲を出していただきました。
甲州も当然美味しいのですが(こればっかり)、こちらはサンセミヨンが珍しい。
そして、ブレンドになっているこちらが、このワイナリーのオリジナル。
甲州とシャルドネしか書いてないんですが、ほんの少しサンセミヨンが入っているそうです。書いてないからそのまま飲んでもわからないはずが、あるソムリエは、サンセミヨンとは言わなかったものの、甲州とシャルドネになんか入ってませんか?と言った殿こと。やっぱりソムリエはすごいと生産者も驚いたそうです。
そんな話が聞けるのも生産者の手から注いでもらった試飲だからで、サーバーではできないふれあいではないかなと思います。
待っていたタクシーでジャンボ側はもう1件遠くのワイナリーへ、普通のタクシーはぶどうヶ丘へと分かれます。
私はジャンボタクシーでこちらへ。
こちらのワイナリーへは6年ぶり。
この時と建物がえらく変わってませんか?
おしゃれなホテルみたいになってます。
お話を伺うと、工場を別に新設し、元工場だったこの場所をリニューアル。
カフェを併設した試飲場所にしたそうです。
今回は有料試飲で500円で3本のところ、1000円出してプラスアルファしていただきました。でもその甲斐のある美味しさに出会いました。
元々、マークを書いていた奥様が、チケットの絵も自作されてます。
お話も色々伺って、以前伺った時も感心しましたが、相変わらず科学的でエビデンスベースドなワインづくりを行っておられます。フランスと勝沼の土の違い、気候の違い、それでも、葡萄の木にどうストレスをかけて実を熟成させるのか。そのプロセスを解説していただきました。
樽にも工夫があるのですが、その辺りは是非直接伺うことをお勧めします。
ちょうどいい時間になったところで、勝沼ぶどう郷駅へ送ってもらい、この日のワイナリー巡りは終わりです。
いい夕焼けに出逢いました。
日帰り組の方とは、ここでお別れ。
泊まり組は甲府で夕食を食べに行きましょう。(続く)